光明思想の行とは、「世界平和の祈り」なり。
No.401 森島恒吉 1999/05/18 (火) 21:43 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。「白光への道」から、五井先生の重要な教えをピックアップして、
課題のお答えを出して下さり、ありがとうございます。「我即神也」の印の呪縛から、解放されてよかっ
たですね。これで、ようやく自由になれた。「世界平和の祈り」を祈れば、自然に人間の心が光明化して
ゆくのですから、「世界平和の祈り」を祈ることが、光明思想の実践であるのです。「世界平和の祈り」
以外に、光明思想の行などは無いのですね。Ｋさんの本心開発への道の第一歩が始まったのです。
あなたが幸せでありますように
百知は一真実行に及ばず
No.404 森島恒吉 1999/05/19 (水) 10:24 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｍさん、ありがとうございます。正しくは、次の通りです。
「天と地をつなぐ者」（五井昌久著／白光真宏会）より。
「百知（ひゃくち）は一真実行（いっしんじっこう）に及ばず」
「誠実真行（せいじつしんこう）、万理（ばんり）を識（し）るに勝（まさ）る」
五井先生が修行時代に、ある交霊会に出席した時、フーチという方法で、霊媒を通して神霊からもらった
言葉です。五井先生も、「一真実行、万理を識るに勝る」と組み合わせて説いた時もあります。
「この言葉は、私にとって非常に有益なものであったことを、今にしてはっきり思うのである。…」
と五井先生は、その後につづけて書かれています。
「神さま、ありがとうございます。神さま、ありがとうございます。…」
このたった一つの祈りの真実行によって、五井先生は神我一体になられたのです。そして五井先生が、今
皆さんに望まれていることは、個人人類同時成道の祈りである「世界平和の祈り」の一真実行をやってほ
しい、ということなのです。宗教的知識をどんなに頭につめこんだところで、一つの真実の行には及ばな
いのです。「世界平和の祈り」という一真実行によって、個人の幸福も世界の平和も実現されるのです。
五井先生の教えこそ、最先端の教えである。
No.406 森島恒吉 1999/05/19 (水) 18:50 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさんのおっしゃる通りです。五井先生が「こうした教えは、過てる宗教である。真実の宗教指導者
は、こうしてはいけない」と説いたことを、昌美先生がやってしまっているのは不可解ですが、それにも
まして不可解なことは、五井先生の教えをさんざん聞いた人々が、昌美先生のお話にもなんの疑問も持た
ず、昌美先生について行っている、ということです。誤った教えを説くほうもおかしいけれど、その誤っ
た教えの正誤の区別もつかず、言われるままについてゆくほうも、どうかしている、と思います。
Ｋさんのご推察の通り、「昌美先生の教えは、五井先生の教えを発展させたものだから、昌美先生の
教えをやっていれば、最先端の（昌美先生の言葉を借りれば大学院の）宗教をやっていることになる」と
多くの会員さんたちは思っているわけですね。だから、古い五井先生の本を、読もうとしない。「昌美先
生の教えが新しい教えだ」と言えば、それは暗に、「五井先生の教えは、古い」と思われるわけです。
そこで、私としては五井先生の本を読んでほしいわけですが、白光真宏会の研修会の行事の内容を見ると
「五井先生の本」だけでなく、必ず「昌美先生の本」も持参して勉強するようにと載っています。「五井
先生の本」だけを持参する研修会は、白光真宏会の行事の中には一つも無いのです。これは、白光真宏会
の幹部が、昌美先生に配慮しているためと思われます。そして、結果的には、昌美先生の教えを主に研修
して、肝心の五井先生の教えは、ほんの付け足しのように加えるだけです。こんなやり方をしていては、
いつまでたっても、五井先生の教えが、会員さんたちに理解されるはずがありません。千人、二千人と講
師を養成したところで、それらは烏合の集であって、世界人類の光明化には、なんの役にも立ちません。
私たちは、五井先生のご著書を、皆さんにお勧めします。五井先生の教えは、決して古くはありません。
今だからこそ、今から、五井先生の教えは真価を発揮してくるのです。昌美先生のお話をよく聞き、昌美
先生の本をよく読んだ皆さん、昌美先生の教えを徹底的にやってご覧なさい。そして、徹底的にやりつく
したら、その後に五井先生の本を読んでご覧なさい。そうすれば、五井先生の教えこそ、昌美先生の教え
よりも、はるかに進んだ最先端の教えであることが、判ってくることでしょう。
白光真宏会の行事内容と唯一会の天命
No.408 森島恒吉 1999/05/20 (木) 14:21 富士宮市
世界人類が平和でありますように
白光真宏会の機関誌「月刊・白光誌」をお読みになっていない方のために、最近開催される地方錬成会の
テキストの内容を、お知らせしておきます。
［地方錬成会のテキスト］
五井先生のテキスト…「神と人間」
昌美先生のテキスト…「我即神也」「教育の原点」
編集部作成のテキスト…「白光誌５月号」「世界各国の平和の祈りの小冊子」
また、聖ヶ丘道場のあった頃は、「世界平和の祈りだけの統一会」があったのですが、聖ヶ丘道場が閉館
になった現在、本部である富士聖地の行事には、「世界平和の祈りだけの統一会」は一つもありません。
これはまるで、私たちの「唯一会」の活動にムキになって、反対しているようにも見えます。
本部の富士聖地の行事について、ご参考までに付記しておきます。
………………………………………………………………………
［本部行事案内］
「富士聖地特別行事」月一回、富士聖地にしか降りない「宇宙究極の光」を受け取ることができます。
参加者は、自らの神性が大きく開かれます。「印による世界各国の平和の祈る行事」も行なわれ、世界平
和のために大いなる働きをなします。
［宇宙究極のエネルギーを受ける七つの場の行事］（注・宇宙究極の光と、どう違うかは、存じません）
（１）消えてゆく姿の場（２）自己否定などの想いを消す場（３）願望成就の場（４）光明思想徹底行の
場（５）地球世界感謝行の場（６）我即神也の場（７）人類即神也の場
［ピラミッド神事］
宇宙究極のエネルギーに満ちあふれたピラミッド内で、自己をみつめ、「神のメッセージ」を受け取るこ
とができます。
［世界平和の祈りと印による集い］
「世界平和の祈り」「我即神也の印」「人類即神也の印」「地球世界感謝行」「印による世界各国の平和
の祈り」等が行なわれます。屋外で行なう場合もあります。
［みそぎの会］
魂の真の自立のために、自らの内面を見つづけることのできる場です。
［定時の祈り］
午前９時…「教義奉唱」「世界平和の祈り」「我即神也、人類即神也の印」
午前10時…「印による世界各国の平和の祈り」
午後３時…その日の世界情勢を考慮し、内線や紛争、災害、事件などが起こった国を選んで祈ります。
………………………………………………………………………
上記をご覧いただけば、一目瞭然、「世界平和の祈り」単独の祈りの行事は一つも無く、完全に廃止され
てしまったことが、おわかりいただけることと思います。他方、五井平和財団では、「世界平和の祈り」
が行なわれても、「守護の神霊への感謝の祈り」はありません。
現在では、私たちの唯一会のみが、五井先生のみ教えを正しく継承し、「世界平和の祈り」を行じている
のです。それを思いますと、私たちの使命の責任の重大さに、身が引き締まる想いがいたします。聖ヶ丘
道場の閉館にともなって、唯一会の天命が、いよいよ明らかになってきたのです。
「世界平和の祈りは完全である」と信じて祈る。
No.409 森島恒吉 1999/05/20 (木) 15:27 富士宮市
世界人類が平和でありますように
白光真宏会以外の他の宗教団体の方々に、各々の伝統ある祈り言や行事に、「世界平和の祈り」を加えて
いただくことについては、大変喜ばしいことで、「世界平和の祈り」が、その宗教団体の祈り言の付け足
しであっても、それは結構なことですし、頭を下げてでもお願いしたいところです。
たとえば、「南無阿弥陀仏、世界人類が平和でありますように」と祈っても結構ですし、「イエスさまに
感謝いたします。世界人類が平和でありますように、アーメン」と祈っても、それはかまわないのです。
しかし、「世界平和の祈り」の本家本元の白光真宏会が、「世界平和の祈り」に対して、新たに祈り言や
行法を加えるということは、「世界平和の祈り」の完全性を疑い、五井先生のみ教えを疑うことになるの
です。白光真宏会の行事を、数式に現わすと、こうなります。
「世界平和の祈り」≠「我即神也・人即神也・人類即神也」
「世界平和の祈り」＋「我即神也・人即神也・人類即神也」＝完全（Perfect）
「世界平和の祈り」＝不完全（Imperfect）
二つを合わせて、完全になるということは、一つだけでは不完全である、ということにほかなりません。
二つの行をやっている人は、「世界平和の祈りは、不完全である」と宣言しているわけです。そう内心思
っているのですから、「世界平和の祈りの完全性」が、いつまでたっても現れてくるわけがありません。
それに対して、私たちは「世界平和の祈り」＝完全（Perfect）と信じているのです。「世界平和の祈り
に何も付け足す行は無い」「世界平和の祈りただ一つで完全である」と、世界平和の祈りの完全性を信じ
て祈っているのですから、世界平和の祈りが持っている本来の完全な大光明が、なんの業想念のさまたげ
もなく出現してくるわけです。この原理で、「世界平和の祈り」単独の祈りのほうが、ほかの行法を加え
て祈るよりも、神性開発の効果がより急速に現れてくるのです。
そんな理屈はともかく、実際に「世界平和の祈り」を祈りますと、守護の神霊の力によって、自然に安心
立命の境地に導かれるのですから、それを一度体験しますと、「ああ、私は世界平和の祈りだけで充分。
世界平和の祈りの他に、必要なものは何もいらない」という心境になるのです。私は、その体験者なので
す。「世界平和の祈り」の完全性を信じて、「世界平和の祈り」に全託して下さる人が多くなることを、
私は祈りつづけているのです。
五井先生の「他力易行道」の教えに早く目覚めますように！
No.411 森島恒吉 1999/05/21 (金) 00:40 富士宮市
世界人類が平和でありますように
５月16日(日)に富士聖地で開催された「五月大行事」に参加するには、二つの課題を達成しなくてはなり
ませんでした。昌美先生の開く大きな行事には、必ずといっていいほど、厳しい課題が神示として与えら
れるのです。その課題を達成しなくては、行事に参加する資格がないのです。
「五月大行事」の課題は、次の二つでした。
（１）我即神也と人類即神也の印（宣言を含む）を、期間内にそれぞれ七十回以上組む。
（２）七百人以上の人に向かって、「目覚めよ」という意識を込めて、声に出す必要はないが、「人類即
神也」と宣言する。
昌美先生から与えられた二つの神示（？）を達成しようと、Ｋさんの書いたように熱心な会員さんた
ちは、ほうぼうの駅の改札口に行きまして、数字を数えるカウンターを手にして、改札を通り過ぎる人々
に向かって、「目覚めよ！」と念じていたわけです。Ｋさんが書いたように、会員で七十歳過ぎの老
婦人たちも、同じように駅の改札口で立ちながら、そうしていたわけです。
「目覚めよ！人類即神也」と駅の改札口で念じているご本人たちは、神示を達成することで夢中になって
いるわけですが、常識人から見ますと、はなはだ奇異で異様な姿に見えます。哀れなのは、人生七十歳過
ぎにもなって、せっかく五井先生の教えに触れながらも、いまだに五井先生の教えを理解できず、迷いか
ら覚めず、そんなみじめな行をやらされつづけていることです。
五井先生の教えは、仕事や家事を犠牲にすることなく、奇異な行動をする必要もなく、日常生活の中で行
じてゆける教えであるのです。駅の改札口で、見知らぬ人々に向かって、「目覚めよ！人類即神也」と念
じる神示など、神示であるはずがありません。その馬鹿馬鹿しさに、いつ目覚めるのでしょうか。
特別な行をしなくても、「世界平和の祈り」を朝起きたら祈り、食事の前後に祈り、自宅から外出すると
きに祈り、心の中で歩きながら祈り、バスや電車の中で祈り、思い出したら祈り、家に帰宅したら祈り、
寝る前に祈る、というふうに、日常生活の中で、できる範囲で祈ればよいので、「七百人を相手に祈る」
というように力んでしなくてもよいのです。白光真宏会の会員の皆さんに、五井先生の「他力易行道」の
教えを、一日も早く知らせてあげたいものです。
白光真宏会の会員の皆さんの天命が完うされますように
「世界平和の祈り」を集団で祈りましょう！
No.415 森島恒吉 1999/05/23 (日) 15:25 富士宮市
世界人類が平和でありますように
昨日は唯一会のオフ会で、顔を初めて合わせたわけですが、共に祈ることの大切さ、集団の祈りのパワー
を改めて感じました。一人で信仰をつづけ、一人で祈りつづけることは、その祈りがたとえ易しい祈りで
あっても、日常生活の仕事の忙しさに流されて忘れてしまい、信仰心も薄れてしまうものです。自分の家
族が同じ信仰を持っていてくれて、家族一緒に祈ることができる場合は、まだ良いのですが、家族の理解
も得られず、一人で祈るというのは大変な勇気と忍耐が必要です。白光の会員ならば、毎月白光誌が送ら
れてきますから、なんとなく思い出しますが、いろいろな事情で会員でなくなった場合は、白光の事情も
知らず、まったくの孤立感、疎外感にあることと思います。
せっかく正しい宗教観と高い霊性を持ちながら、孤独であるゆえに、その天性の才能を生かすことができ
ないというのは、非常にもったいないことです。そうした孤独な信仰生活を各地で送ってきた皆さんが、
この"PEACE NIFON"の掲示板で、五井先生の教えを改めて学び直し、熱い信仰心を取り戻し、一同に集
まるというのは、神さまの強いお導きのお力によるのです。
少人数であっても、「自分と同じ宗教観を持った人が、この世に存在するんだ！」と知ることは、どれだ
け大きな勇気と強い力を与えられることでしょう。まして「世界人類が平和でありますように」という神
のみ心の祈りに共鳴した友だちです。「世界平和の祈り」を祈るために集まった法友です。世界を平和に
するために集まった同志です。一人一人は、平凡で未熟で弱々しい人間であっても、「世界平和の祈り」
を一緒に祈る時、そこには大光明が輝き、世界平和のための大きなパワーが、その場に生じるのです。
「世界平和の祈り」を祈る人が増えなくては、地球は滅亡します。しかし、神さまは地球を救って下さる
と約束して下さっているのですから、それを言いかえれば、「世界平和の祈り」を祈る人々は、必ず増え
てゆくということです。今後、唯一会に共鳴し、「世界平和の祈り」を祈る人々は、飛躍的に増えてゆく
ことでしょう。昨日のミーティングは、その第一歩であったのです。
皆さん、共に祈りましょう。私たちが集団で「世界平和の祈り」を祈ることによって、その場に神々の大
光明が輝くのです。強い祈りのパワーが生じるのです。次回も、ぜひお一人でも多くの方にご参加いただ
きたいと願っております。
皆さんの天命が完うされますように
統一行とみそぎ行
No.419 森島恒吉 1999/05/24 (月) 21:03 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。
「守護霊さま、お願いします」という一番重要な祈り言に気がついて、おめでとうございます。「守護霊
さま、お願いします」というのは、「守護霊さま、あなたさまのみ心のままに、私の運命のすべてをお願
いします」という小乗の意味もありますし、「守護霊さま、世界人類が平和でありますように、お願いし
ます」という大乗の意味も含まれております。そうした意味なので、「お願いします」という言葉を使っ
てはおりますが、いわゆる一般の願い事ではなく、全託の祈り言になっているのです。この全託の祈りを
続けてゆきますと、自然に感謝の祈りが湧いてくるようになります。
さて、「統一会」のことですが、Ｋさんのマンションでお友だちを誘って「統一会」を開くことは、
大変結構なことです。ぜひ、なさって下さい。歌を歌っても隣近所に迷惑にならないようでしたら、歌を
歌うことをお勧めします。
［統一会の行事内容］
1) 教義奉唱
2)「己が幸」合唱
3) 統一テープをかけて「世界平和の祈り」を20分
4) 五井先生のご著書の輪読
5) 統一テープをかけて「世界平和の祈り」を20分
6)「世界平和の祈り」の歌合唱
つまり、五井先生の時代の「統一会」の風景を、そっくり今に再現するわけです。お互いの天命の完うす
ることを祈ることは、もちろん良いことですが、それは各自が心の中で自由にすればよいので、「行事」
として固定化させないほうがよろしいと思います。個人個人には、それぞれの祈り言が必要であっても、
集団で祈る時には、できる限りシンプルな形式にしたほうが、万人に抵抗感がなく入りやすいのです。
それから、将来予定している特別行事に、これも五井先生が名付けた「みそぎの会」があります。その
「みそぎの会」の行事内容も載せておきます。統一行を静とすれば、みそぎは動の他力行と言えます。
［みそぎの会の行事内容］
1) 教義奉唱
2)「己が幸」の歌合唱
3) 統一テープをかけて「世界平和の祈り」を20分
4)「世界人類が平和でありますように」を30分間繰り返し唱える。(坐って、みそぎ祓い)
5)「世界人類が平和でありますように」を10分間繰り返し唱えながら、歩く。
6)「世界人類が平和でありますように」を30分間繰り返し唱える。(再び、坐ってみそぎ祓い)
7) 統一テープをかけて「世界平和の祈り」を20分
8)「世界平和の祈り」の歌合唱
若い女性のための恋愛相談（基本編）
No.420 森島恒吉 1999/05/24 (月) 22:36 富士宮市
世界人類が平和でありますように
若い女性向けの恋愛相談をまとめました。肉体人間にはわからなくても、守護霊は、すべてをお見通しな
のです。自分の守護霊に嫌われないと同時に、相手の守護霊にも嫌われないようにすることが恋愛成就の
秘訣です。守護霊の働きについては、五井先生だけでなく、霊能者の宜保愛子さんも、まったく同様のこ
とを教えています。宜保愛子さんには、私は直接おめにかかったことがありますが、良い方です。
（１）守護霊さまに、「結婚相手を探して下さい」とお願いする。
五井先生が教えて下さった祈り方は、次の通りです。
「守護霊さま、私の天命が完うできますように善き配偶者をお与え下さい」
もっと短いほうがよければ、このような祈り方でも通じます。
「守護霊さま、私にぴったりの男性と結婚できますように」
この祈りは、一回だけでなく、毎日祈りつづけることが必要です。
（２）前の彼からもらったプレゼント類は、すべて処分する。
これは当然なことで、教える必要もないほど常識的なことなのですが、現代の女性は、本心のひびきに鈍
感になってしまっているので、こんな細かい注意をしなくてはなりません。前に交際した男性からもらっ
た指輪、イヤリング、ネックレス、バッグ、スカーフ、洋服、靴、下着を身につけて、新しい男性とデー
トしてはいけません。デートする相手の守護霊は、すぐに察知して、「まだ、前の男に未練があるのか。
こんな女と子孫を交際させるわけにはいかない」とご機嫌をそこねて、新しい男性との恋を壊されること
があります。前の彼との写真、手紙、置物、ぬいぐるみなどは、すべて捨てて下さい。洋服や宝飾品は、
他人にあげるのはかまいませんが、妹さんのような身内の人には、あげてはいけません。身内とは関係の
ない他人にあげるか、質屋さんに流してしまい、現金に換えて、自分の好きな物を買ったらよいのです。
（３）不倫の恋から結婚しても幸せにはなれず、一生後悔することになる。
美しい女優を主人公にして不倫を描いたドラマを見ておりますと、不倫をすることに罪悪感を持たなくな
ったり、女優と自分を重ね合わせて、不倫をしている自分に酔っている若い女性がいるものです。しかし
不倫をしますと、あなたの守護霊さんは、その行為を嫌って、あなたを見放しますし、妻子から男性を奪
えば、その妻子から怨まれることになります。不倫をしている男性の立場に立てば「こんな女なら、妻と
二股かけても、やってゆけそうだ」と、あなたを甘く見ているわけです。その男性が、あなたに誠実か誠
実でないかを、見極めたかったら、次のように彼に話してみることです。
「奥さんと別れて、今すぐに私と結婚して！」
と毅然とした態度で、あなたがのぞめば、遊びのつもりの男性ならば「今の妻と離婚するつもりはない」
とか「今すぐに、君と結婚することはできない」と答えて去ってゆきます。あなたにとっては、どんなに
好きな男性であっても、今ここで不倫の縁を断ち切らないと、日陰の愛人として暮らしてゆくことになり
一生後悔することになります。たとえ、あなたが妻子から好きな男性を奪い結婚できたとしても、その陰
で相手の家庭が崩壊し、妻子が泣くことになるのですから、そうした怨念を背負って、あなたが幸福な結
婚を築けるはずがありません。あなたの子や孫が結婚した後に、あなたがやったように、愛人に結婚を引
き裂かれる、という報いを受けることにもなります。
（４）玉の輿に乗りたいと思っているあなたへ
守護霊さんにお願いしていれば、もっとも釣り合いのとれた男性と結婚できるようになります。表面的に
は会社の社長で大金持ちに見えても、銀行からの借金経営で、将来はその会社の事業がうまくゆかなくな
って、莫大な負債をかかえるようになるかもしれません。逆に今は貧乏な男でも、十年後には大金持ちに
なって、妻としてのあなたの苦労が、いっぺんに報われるかもしれません。ですから、玉の輿に乗りたい
お気持ちはわかりますが、お金お金とお金に目がくらんでしまうと、かえって人に騙されたり、その人の
本質的な性格や相性を見失ってしまって、後悔することにもなりかねません。表面的な財産に目を奪われ
ずに、自分の本心を見つめて、自分の本当に好きな男性を選ぶことです。
（５）優柔不断の彼とは、きっぱり別れて、新しい男性を見つけよう。
彼があなたに「君を一番愛している」と口先で言っていたとしても、数年たっても一度も「結婚しよう」
と言わないのは、彼には、あなたと結婚する誠実な気持ちはなく、肉体関係だけを求めているのです。そ
うした優柔不断で不誠実な男性とは、きっぱりと別れるべきです。守護霊さまに祈っていれば、もっと誠
実ですてきな男性とめぐりあうことができます。守護霊さまに、よい結婚相手を見つけてもらうように祈
り、感謝し続けてゆくことが幸福な結婚の秘訣です。守護霊さんの霊力を信じて下さい。
あなたにすてきな結婚相手が現れますように
あなたに守護霊さまのご加護がありますように
あなたの天命が完うされますように
前の彼からの贈り物は、身内にあげてはいけません。
No.423 森島恒吉 1999/05/26 (水) 22:01 富士宮市
世界人類が平和でありますように
前の彼からもらった贈り物の処分方法ですが、身内のお姉さんやお妹さんへあげるのは、惜しいと思うか
もしれませんが、残念ながら、だめです。あなたから、お妹さんにあげてはいけませんし、お妹さんから
もらってもいけません。こうした貴金属類にこそ、執着念（生霊イキリョウとも言います）がこもりやす
いのです。贈った彼が忘れていても、指輪にこもった執着念が一つの生物のように一人歩きして、あなた
やお妹さんの新しい恋を邪魔するからです。
たとえば、ストーカーが好きな女性にふられた腹いせに、その女性の家に押しかけて、彼女が留守なのに
ちょうどその時その家にいた家族を皆殺しにして火をつけた、という事件があります。彼女にふられた男
は、その原因が、彼女一人にあるのではなく、彼女の家族の反対にあった、と想像するわけです。彼女を
憎く思うと同時に、彼女の家族をも憎く思うわけです。その事件を霊的に見ますと、彼女が前につきあっ
ていた別の彼からの贈り物を、部屋にたくさん置きっぱなしにしていたからなのです。一人の男性の執着
念だけでなく、複数の男性の執着念が、たまりにたまって、ガス爆発のように一瞬に火をつけたのです。
ですから、別れた前の彼からの贈り物は、身内にあげるのは、やめて下さい。彼とは全然、関係のない女
性にあげるならば、それは無害になるのです。
前の彼からもらったカルチェのラブリングも、香水も、身内にあげたり、身内からもらったりしてはいけ
ません。お妹さんと指輪を交換してはいけません。全然、彼とは関係のないお友だちにあげるか、処分し
なければなりません。香水は、もったいなくても、簡単に流して捨てることができます。過去の彼の未練
に執着して、新しい恋が、次々と壊されてゆくのを見るよりも、少しの辛抱でほんものの恋を見つけたほ
うが得でしょ。前の彼の指輪をつけて、一生結婚できなかったら、一生を後悔しますでしょう。
相手の男性の守護霊さんは、あなたの洋服から、持ち物から、指にはめた指輪まで、すべて観察している
んです。その指輪が、お妹さんから譲ってもらった指輪であっても、その指輪にこめられた執着念を嫌っ
て、その恋を壊してしまうのです。あなたに新しい恋人ができたとき、あなたの指に何も指輪がついてい
なければ、新しい彼は無意識のうちに、あなたを信頼するでしょう。もし、デートの時、あなたの指に、
前の彼の指輪がついていると、表面では気がつかなくても、無意識のうちに、あなたを疑い、新しい恋が
壊れてしまうことになりかねません。
そういうわけで、貴金属類は、むやみにもらってはいけません。結婚してから、いちばん愛する彼から、
指輪でも香水でも買ってもらうことです。もう少しの辛抱ではありませんか。それまでは、ご両親におね
だりして買ってもらうか、自分の給料の範囲内で、安い指輪を買って、それでがまんすることです。
あなたに、すてきな男性が現れますように
あなたの天命が完うされますように
あなたに、守護霊さまのご加護がありますように
贈り物で、男に遊ばれないために。
No.424 森島恒吉 1999/05/26 (水) 22:18 富士宮市
世界人類が平和でありますように
そうそう、言い忘れていましたが、もし、これから現れる新しい恋人が、あなたに「指輪を贈りたい」と
言ってきたら、このように返事することです。
「あなたのお気持ち、とってもうれしいわ。ありがとう。でも、私、指輪で男の人に遊ばれたくないの。
もし、あなたが、私をほんとうに愛して下さっているならば、私と結婚して…」
物にまつわる因縁の浄め方
No.425 森島恒吉 1999/05/27 (木) 11:04 富士宮市
世界人類が平和でありますように
貴金属類で、どうしても捨てるのに惜しいと言うのならば、貴金属専門店の職人さんに頼んで、指輪の形
を全く別の形の指輪に変えてもらうことです。原型をとどめては、だめです。形を変えること、職人さん
の手をへることによって、自然に除霊され、霊障が起きる心配はなくなります。
五井先生は、物にやどる霊障を重視しておりまして、子供が「このバットが人をぶたないように、お浄め
して下さい」と持ってきた野球のバットも、ていねいに柏手を打ってお浄めされたものです。物にまつわ
る因縁霊、土地にまつわる因縁霊などは、軽々しく無視できるものではありません。村田正雄氏が新居を
建てたときにも、五井先生は村田氏の新居に出向き、家の中をお浄めされましたし、市川に住んでいた昔
の信者さんは、自宅の中を村田氏にお浄めしていただいたものです。しかし、ふつうの人が、物をお浄め
するのは無理なので、因縁のこもった物は、捨てたほうが簡単、ということなのです。
答えられない質問
No.426 森島恒吉 1999/05/27 (木) 19:39 富士宮市
世界人類が平和でありますように
ご質問には、できるかぎりお答えしておりますが、イエスともノーとも、答えられない質問もあります。
それは多くは、他の宗教者に関する質問です。「正しい宗教と誤てる宗教」の比較はしますが、他の宗教
団体についての評価は、避けるようにしております。ノーと言えば、他の宗教団体への悪口になりますし
かといって、心にもないほめ言葉を言うわけにもいきません。排他的にならず、他の宗教者と調和するこ
とも大事であるからです。自分に関することも、イエスともノーとも答えられない質問があるものです。
正直はいいことですけれど、なんでもかんでも正直にすべてを話せばよい、ということではありません。
それでは、バカ正直になってしまいます。正直は良いのですけれど、バカがついちゃあいけないんです。
何もかも知ってはいても、よけいな事はしゃべらずに、黙っているほうが良いこともあるのです。
［質問］
インドのサイババは、聖者と思いますか？それとも、にせものと思いますか？
［お答え］
あなたのご判断できめて下さい。私には、なんとも言えません。
［質問］
「アガスティアの葉」の予言は、本当だと思いますか？それとも嘘だと思いますか？
［お答え］
あなたのご判断できめて下さい。私には、なんとも言えません。
［質問］
森島先生以上の宗教者が、他にいるのでしょうか？
［お答え］
あなたのご判断できめて下さい。私には、なんとも言えません。
女性に好かれるためのデートマナー
No.427 森島恒吉 1999/05/28 (金) 11:49 富士宮市
世界人類が平和でありますように
「若い女性のための恋愛相談」が非常に好評で喜ばれ、「男性編も書いてほしい」というご要望がありま
したので、まず、常識の「女性に好かれるためのデートマナー」を書くことにします。
（１）身だしなみに気を配る。
お風呂に毎日入らない男性がいますが、不潔な男性は女性に嫌われます。清潔感が第一です。デートの前
には、理髪店に行き、髪を整え、当日の朝は、ヒゲをいつもよりも念入りにきれいに剃ります。鼻毛を伸
ばし放題しているような無神経な男性は、嫌われるのは当然です。デートの日は、当然、清潔な下着に清
潔なワイシャツを着ます。靴をきれいに磨きます。スーツの場合は、スーツの色とネクタイを同系色に合
わせ、３色以上のけばけばしい服装をしないようにします。
［２）食事のマナーに気を配る。
食事中、会話に気をとられてナイフやフォークを大きく振り回してはいけません。私の知人のスチュワー
デスが、離婚した原因は、「彼の食べ方が下品だったの。口をクチャクチャと音を立てて食べるのが、私
にはどうにも耐えられなかった」と話していました。また、いくら他の友人にけしかけられても、日本酒
をどんぶりでいっき飲みして、彼女の前で吐くことのないように、お酒の飲み過ぎにはくれぐれも気をつ
けましょう。また、若い男性にありがちですが、椅子に腰かけたとき、股を大きく広げて坐るのは、不良
少年のように下品に見えますから、やめましょう。
（３）レディファーストに徹する。
歩道を歩くときには、車道側に自分が歩き、車から彼女を守る位置に立つ。上りのエスカレーターに乗る
ときは、彼女を先に行かせ、下りのエスカレーターに乗るときは、自分が先に乗って、彼女が落ちないよ
うに自分が支える位置に行く。このように常に、彼女を守ろうとする配慮をすることが必要。彼女の歩調
に合わせず、自分の歩調で早足で歩くのは論外。女性は、かかとの高い靴をはくことが多いので、彼女の
歩調に合わせてゆっくり歩くようにする。
（４）電話の受話器は、ゆっくりと置く。
これは五井先生が、よくおっしゃっていたことです。自分の言いたい用件だけ話して、自分が先に電話を
「ガチャン」と切るのは、相手に対する思いやりのない行為で失礼です。相手の話が終わっても、相手が
まだ受話器を耳にしていることを配慮し、相手の耳に衝撃を与えないように、ゆっくりと自分の受話器を
置きます。相手に対する思いやりが、人に好かれる要因です。
（５）下品な話題や汚い言葉をつつしむ。
日頃から下品な話題をしている男性は、デートの時も、ついそうした話題が出るようです。デートの時に
競馬、マージャン、パチンコ、借金、人の悪口、暗い話などをするようでは、いけません。そのためには
日頃から上品で明るい話題を話せるようにしておくことです。女性は美しいことに敏感なので、おしゃれ
な音楽を聴いて、楽しい話題が話せるようにしておきます。また、声が小さ過ぎますと、相手の女性に聞
こえませんから、はっきりと相手に聞こえるように話すことも必要です。
（６）性の純潔を守る。
五井先生は「現在は、男性が童貞を守り、女性が貞操を守っていることが、まるで時代遅れのようにいわ
れ、かえって不潔と言われる風潮がありますけれど、フリーセックスをすすめる大人の頭が狂っているの
であって、男性も女性も純潔を守ることは正しい事だし、それは当然のことです。馬鹿な大人たちの誤っ
た観念にそそのかされて、結婚前の男女が欲望のままにセックスをするようではいけません。エイズがは
やるようになったのも、そうした誤ったフリーセックスに対する警告であるのです。男性は、女性を傷つ
けることのないように、また女性は、自分の体を傷つけないように交際してほしいですね」とおっしゃっ
ていました。
三十代後半の男性のための結婚相談
No.428 森島恒吉 1999/05/28 (金) 12:03 富士宮市
世界人類が平和でありますように
「バツイチ経験のある三十代後半の男性のための結婚相談」を書いてほしい、というご要望がありました
ので、その方々を対象にした結婚相談を下記にまとめました。
（１）守護霊による結婚と業因縁による結婚がある。
結婚は、守護霊による結びつきと、因縁による結びつきがありまして、守護霊による結婚は、平穏にゆく
のですが、因縁を消すための結婚の場合には、結婚したとたんに、夫婦ケンカが起きて、魂の磨きあいに
なるのです。五井先生は「結婚に甘い夢を見てはだめ。魂の磨きあいなんだから」と度々おっしゃってい
ました。そう言う度に、会場に坐っているご婦人たちから笑いが起きていたものです。五井先生のそのお
言葉が、夫婦の大きな慰めにもなっていたのです。
（２）何度も離婚する因縁を持った人もいる。
離婚を認めない宗教がありますが、五井先生は、「離婚もやむを得ない場合もある」と説かれています。
今、五井先生が壇上でお話なさったことを思い出しております。
「離婚については、業想念をかえって積み重ねてしまうような場合、つまり刃傷沙汰になるようになる場
合は、早く離婚したほうがよいです。二組の仲の悪い夫婦を離婚させて、その人に相性の合う男性なり、
女性と新たに結婚させれば、四人みんなが幸せになるわけですから、そのほうがいいですね」
「過去世の因縁によっては、何度も結婚と離婚を繰り返す人がいるんです。そういう人は、結婚と離婚を
繰り返して、離婚の因縁が消えた後に、最後にようやく本当の落ち着いた結婚ができるんです。そういう
人もいるんです」
（３）守護霊さまに、離婚したことをお詫びする。
離婚したら、自分の先祖霊（守護霊）と、元妻の先祖霊（守護霊）に、心の中でいいから離婚したことを
報告し、深くお詫びし、「○○さん（元妻）の天命が完うされますように」と祈っておきます。また、女
性をだましたり、泣かせたり、不倫する男性を、純粋で潔癖な守護霊は、非常に嫌い、断固として赦しま
せん。心当たりのある男性は、「守護霊さま、どうぞ赦して下さい」と守護霊に深くお詫びしておかなく
てはなりません。
（４）守護霊さんに、自分の善き結婚相手を探してくれるようにお願いする。
「守護霊さま、私の天命が完うできますように善き配偶者をお与え下さい」と守護霊に祈ります。
「守護霊さま、私にふさわしい結婚相手に会わせて下さい」という祈り言でもかまいません。
（５）自分も完全ではないのだから、相手の女性にも完全を求めないこと。
あなたの目の前には、魅力的な女性が、次々と現れてくるようになります。しかし、せっかく守護霊さん
が、次から次へと、あなたにとって良い女性を紹介してくれたのに、相手に「完全」を求め過ぎて、次か
ら次へと振ってしまい断ってしまいますと、守護霊さんも「それなら、あなたが勝手に探しなさい」と怒
ってしまい、とたんにあなたの前には、女性が誰も現れなくなります。自分が男として完全ではないので
すから、相手の女性にも完全を求めてはいけません。完全な女性などは、現在のこの世に存在しないので
す。完全な女性の現れることを待っていたら、一生結婚することはできません。
（６）借金を抱えている男性と結婚する女性はいない。
五百万円もの借金を抱えながら、その金を返済する計画もないのに、「結婚したい」といつもぼやいてい
る男がいます。あわよくば、「彼女に稼いでもらおう」と思っているのですが、そんな考えでは女性は逃
げてしまい、結婚できるはずがありません。このような男性は、借金を返すことが先決です。経済的な基
盤がなくては、結婚生活は破綻するのは目に見えています。まず、仕事に専念して、お金を蓄えることを
考えるべきです。お金に女性が寄ってくることを軽蔑してはいけません。女性は男性よりも、現実的で金
銭感覚に敏感なので、人並みの生活ができるほどの経済力を持たねば、結婚はむずかしいのです。
（７）けっして人の幸福を妬んだり、自暴自棄になってはいけない。
他人の幸せを妬んだり、他人の出世の足を引っ張ったり、不平不満がこうじて、やけっぱちになり、人道
的にしてはならないことをしますと、高尚な守護霊は姿を消して、かわりに下品で下劣な幽界の生物が憑
依してきます。この幽界の生物とは、不成仏霊といって、迷った人間が幽界に行って憑依する場合と、業
想念が生物のような形になって憑依する場合があります。幽界の生物に憑依されますと、下品で下卑た言
動をとるようになり、悪事をするようになるのです。他人に対する妬みがなくとも、不平不満が異常に強
くなると、幽界の生物（悪霊）に憑依されやすくなり、暴力をふるったり、自暴自棄になって悪事をする
ようになりますから、幽界の生物に憑依されないように、守護霊さんへの感謝の心を忘れないことです。
（８）同じ宗教観を持つ女性は、理想の相手。
宗教観が一致する女性と結婚することは、どれだけ一生を充実させてくれるか計り知れません。宗教観や
物事の価値観が大きく異なりますと、夫婦の間に亀裂が生じます。共に「世界平和の祈り」を祈ることの
できる女性は、理想の条件の一つを満たしている配偶者と言えます。
（９）幸運を逃さないように、守護霊さんへの感謝の祈りを、毎日忘れないようにする。
幸運は、突然やってきます。守護霊さんが、あなたに幸運をもたらしたのです。しかし、あなたが守護霊
さんのほうに常に想いを向けていないと、目の前に幸運があっても、あなたにふさわしい女性が現れても
手に入るべき幸運を逃してしまいます。そのためにも、守護霊さんへの感謝の祈りを、毎日欠かしてはな
りません。以上の基本的なことさえ守れば、今度こそ、あなたは幸福な結婚生活を送れます。
あなたに守護霊さまのご加護がありますように
あなたの善き配偶者が現れますように
守護霊さま、ありがとうございます。
追補
No.429 森島恒吉 1999/05/28 (金) 14:36 富士宮市
世界人類が平和でありますように
結婚相手にふさわしい女性は、すでに「世界平和の祈り」を祈っている女性とは限りません。結婚したい
女性に、五井先生の本を渡し、「世界平和の祈り」を教えて、一緒に祈ることに同意してもらえば、その
相手は理想の条件を一つ満たしたことになります。
幸せな結婚となりますように
No.431 森島恒吉 1999/05/29 (土) 07:12 富士宮市
世界人類が平和でありますように
（１）縁談の話などがあった時には、当然最初は、信仰のことを内緒にしておいたほうがよいのですか？
そして、結婚を意識しだしたら、信仰のことを教えたほうが良いのですか？
［お答え］
正式の縁談の時には、あらかじめ、写真だけでなく、ご本人の履歴書や、健康診断書が、交換されると思
います。履歴書には、先祖代々信仰している宗教を書くべきです。冠婚葬祭のときには、その家が神道な
のか仏教なのかキリスト教なのか、仏教でも真言宗なのか浄土宗なのか、はっきりとさせておかねばなり
ません。それと共に、結婚するご本人が現在信仰している宗教も、明記するべきです。結婚を意識しだし
たら言うのではなく、交際前に伝えておくべきです。そのほうが先祖霊を敬うことにもなり、現在の相手
の信仰を納得した上でのことなので、交際がスムーズにうまくいくのです。相手の家の信仰が気にいらな
い、あるいは自分の家の信仰が気にいられないという理由で、破談になることもありますが、それは先祖
霊が、そのほうが良いと判断されて、破談になったわけで、後で破談になるよりもよいわけです。
白光真宏会の会員は、冠婚葬祭の形式的なことは、先祖代々の宗教形式でかまいません。たとえば、先日
他界された白光真宏会の理事長をされた瀬木庸介氏が、築地本願寺で僧侶の読経の中でお葬式をあげられ
たように、ご本人の冠婚葬祭には、その家の代々の宗教を尊び、白光真宏会は直接関わらないことになっ
ております。白光真宏会は、総合宗教として、仏教、キリスト教、神道の要素を持っておりますが、それ
では教祖である五井先生ご自身のご葬儀は、どの形式だったかと申しますと、お香を焚かず菊の花で飾ら
れた神道に近い形式でした。もちろん「世界平和の祈り」の中で昇神されたのは言うまでもありません。
（２）世の中には、本人が宗教嫌い、あるいは家族が宗教嫌いといった場合もあると思います。このよう
な場合には、五井先生の本を渡すことによって、女性との関係がぎくしゃくする（時には破談する）こと
もあろうかと思いますが．．．
［お答え］
人によっては、「お嫁に行きたければ、白光真宏会の会員であることを隠しておかなくちゃ駄目ですよ」
と宗教を信仰していることを隠すように助言する人もおりますが、それでは結婚した後に、自由にお祈り
ができないことになりますし、後になって嘘つきか詐欺のように思われてしまいかねません。やはり初め
から、お互いの信仰を包み隠さずに伝えておくべきだと思います。相手や相手の家族が宗教嫌いだからと
いって、夫婦になっても、自己の信仰を一生隠し通せるものでしょうか。宗教嫌いの人は、同じ宗教嫌い
の人と結婚すればよろしいではありませんか。五井先生の本を渡して、女性との関係がぎくしゃくして、
破談するかもしれないと、ご心配されているようですが、五井先生の本の内容のどこが間違っているので
しょうか？五井先生の本を渡して、なぜ嫌われ、破談の原因になるのでしょうか？五井先生の教えを理解
できないほど霊性の低い女性（男性）と結婚して、あなたの一生は、幸せなのですか？五井先生の本を渡
すことによって、愛する女性（男性）との仲が一層親密になり、両家が安心して結婚に至ることができる
と考えるべきではありませんか。
（３）守護霊様にお祈りすることによって、同時に"複数"の女性が目の前に現れた場合に、どの女性と
結婚すればよいのか、といった判断基準は、どのようにすればよろしいのですか？やはり五井先生の本を
渡して．．．
［お答え］
これは五井先生の「神と人間」にもありますように、「第一直感」で定めればよいのです。しかし、この
第一直感というのは、案外むずかしく、すぐに利害損得の欲望にかきまわされて、どれが本心からくる第
一直感なのか、業想念からくる第二直感なのか、わからなくなってしまうものです。たとえば、相手の学
歴、家柄、家の大きさ、財産、はたまた、どんな車に乗っているか等、表面的な外見上に目を奪われて、
第一直感がにぶってしまうからです。第二直感は、常に答えが甘いからです。
そこで、まず本人たち二人の宗教観が一致するかどうか、を確かめた上で、両親の意見もよく聞き、両家
の両親や家族の同意が得られる相手と結婚するのが、いちばん良い、ということになります。五井先生が
いらっしゃった頃は、「本人同志が好きで、両家の家族の同意が得られて、五井先生も良いと言ったら、
その結婚がいちばん良い」と五井先生は教えて下さいましたが、現在は五井先生に、そのように個人指導
してもらえないので、日頃から先祖霊を敬い、守護霊さんに感謝していることによって、自然に自分にふ
さわしい相手にめぐりあい、迷うことなく、相手を選ぶことができるようになります。自分の好みだけで
一方的に相手をほれて選ぶのではなく、あなたのことを真に愛してくれる女性（男性）と結婚したほうが
結婚生活がより円満にゆくことは、まちがいありません。
（４）手も触れないような、きれいな関係を保っていることよって、疑念を抱く女性も、なかにはいるか
と思います。そのような時には、どのようにすればよろしいのですか？（信仰のことを女性に内緒にして
いる場合）
［お答え］
確かに、手も触れないような、きれいな関係を保つことによって、そういう疑念を相手に与えてしまうこ
ともあります。男女の性に異常に嫌悪感を持っていたり、性的不能なのに、それを隠して世間体のために
結婚する、という男性や女性もいるからです。そうした疑念をもたれないためにも、夫婦は一生を共に暮
らす仲となるのですから、信仰のことを相手に内緒にしておくべきではないのです。男女がお互いに精神
的に愛し合い、婚約した段階ならば、手を握ったり、肩を抱いたり、腕を組んで歩いたりするのは、自然
でほほえましいことです。但し、婚前交渉はするべきではなく、深い関係になりそうな時には、今日にで
も役所に結婚届けを二人で提出し、結婚式を一日も早く挙げるべきです。それが相手に対する誠意という
ものです。アメリカでは、二人が同意の上でしばらく同棲し、セックスしてみて、それでうまくゆくよう
ならば、正式に結婚する、というやり方がありますが、宗教的な観点からいいますと、それでは性の純潔
を乱すことになり、お勧めできる方法ではありません。
（５）男性がきれいな関係を保とうとしているのに、女性からの誘惑に負けて過ちをおかしてしまった場
合には、どのようにすればよろしいのですか？責任を取って結婚すればよい？？（もちろん真面目な交際
をしていることが前提です）
［お答え］
ほんとうに女性から誘惑したならば、その責任は女性にあるわけです。但し、男性側にまったく責任がな
いかといえば、そんなことはありません。女性の誘惑に同意した男性にも責任があるわけです。しかし、
「責任をとって結婚する」というのでは、男性は相手の女性を愛していないが、しかたなく結婚してやる
んだ、というふうに高見に立った発言に聞こえます。そこには相手の女性を下目に見た蔑視の態度があり
ます。「相手を愛しているから結婚する」と言うべきです。ご質問の場合、結婚を前提にした真面目な交
際中ということですから、グズグズしていないで、愛する女性のために一日も早く結婚するべきです。
（６）「４歳または８歳の年齢差だと相性が良い」といったことはあり得ますか？（風水）
［お答え］
それは関係ありません。
（７）結婚した後で、もしも女性が浮気をしたら（女性が浮気性であったら）、あるいは女性の過去の悪
事が発覚したら，どのような心構えで、女性にのぞめばよろしいのですか？
［お答え］
妻が他の男性と浮気をする、ということは、あなたへの愛情がないわけですから、夫婦関係を続ける意味
がありません。離婚するべきです。「過去の悪事が発覚したら」というのは、妻の過去の浮気が発覚した
らということでしょうか。現在、妻が他の男性と浮気しているわけではなく、あなただけを愛していて、
あなたも妻を愛しているならば、妻を赦してあげるべきでしょう。しかし、そんな妻をどうしても赦せな
いならば、離婚することもやむを得ません。妻（夫）の不貞による離婚は法律的にも認められています。
皆さんが善き配偶者に恵まれますように
皆さんが幸せな結婚生活を送れますように
夫婦仲良く暮らせますように
守護霊さま、どうぞお導き下さい。
目の前に現れた女性について
No.434 森島恒吉 1999/05/29 (土) 15:22 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさんのご質問に、先にお答えします。
［質問］
「守護霊様にお祈りしていて、目の前に現れた女性ならば，ぜひ結婚を考えたほうが良いですか？」
［お答え］
お見合いした相手と、相手のことをよく知らないうちに、その相手の女性主導で関係を持ってしまったと
しても、あなたは自己責任を持った大人であり、あなたの同意がなくては、そうした関係にはならないの
ですから、あなたの責任はまぬがれません。お見合いというのは、結婚するかもしれないという前提で、
交際するものであるからです。相手の女性の立場に立って見れば、事実上は女性主導でそういう関係にな
ったとしても「お見合い相手の男性主導で私は関係を持たされてしまった」と主張するかもしれません。
お見合いの相手の女性と、結婚を匂わせて関係を持ち、結婚を断るということになれば、悪く考えれば、
世間からは、性欲を満たすための結婚詐欺と見られてもしかたがないのです。結婚相談所を、そのように
利用している悪質な男もいるからです。法律的には、結婚を前提にして、関係し、後で結婚を断れば、慰
謝料を女性から請求されても仕方のないケースで、うかつでしたね。
そうは申しましても、過去にしてしまった失敗を、今さら責めても仕方がないので、質問者側の男性の立
場に立って、お答えすることにしましょう。セックスは、常に男性から主導するべきものとは、限りませ
ん。男女平等なのですから、女性から男性にセックスしようとしてきても、それほど変なことではありま
せん。男性は常にセックスの主導権を握っていて、女性は常に受け身でなくてはならない、というのは、
男尊女卑の古い考えです。女性主導であったからといって、そのことで、相手の女性に不信感を持つとい
うのは、相手の女性に失礼です。あなたからは、相手の女性がセックスに慣れているように見えても、そ
の女性にとっては、男性と関係を持ったのは、あなたが初めてだったのかもしれません。
セックスの関係よりも、あなたが相手の女性と交際しているうちに、相手の女性を嫌いになってしまった
のだと思います。相手の女性を嫌いになったまま、過去にセックスの関係があったからといって、いやい
や責任をとる形で結婚しても、それはうまくゆくはずがありません。相手の女性のことが、嫌いになって
しまったら、相手の女性は泣くでしょうが、正直に自分の気持ちを打ち明けるしかありません。
「ぼくは、あなたとセックスの関係を持ったけれど、正直にいうと、ぼくは、あなたのことを、心の底か
ら愛することができません。このまま、あなたと結婚しても、あなたを幸福にしてあげる自信が持てませ
ん。あなたにとって、ぼくはふさわしくない男だ、と思います。申し訳ありませんが、別れて下さい」と
女性に告白するしかありません。そして、お見合いした女性とセックスしてしまったわけですから、その
責任として、自分にできるだけの慰謝料を、彼女に差し出すべきです。これはあまり、おおっぴらには話
せませんが、五井先生は「お金を相手の女性にあげることで、業は消えるんです」と教えてくれました。
さてそこで、「守護霊さまにお祈りしていて、目の前に現れた女性ならば、ぜひ結婚を考えたほうが良い
ですか？」というご質問にお答えしますと、あなたが好きにもなれない女性と、無理やりに結婚する必要
はありません。お見合いだけの形で、過去世の因縁を消す相手もいるのですから、なにがなんでも、目の
前に現れた女性と結婚しなければならないわけではありません。しばらく交際しているうちに、相手を嫌
いになってしまったら、結婚しないほうが、自分のためでもあり、相手のためでもあります。交際してゆ
くうちに、お互いに本当に好きになり、両家の親族も納得するようでしたら、その相手の女性と結婚した
らよろしいでしょう。日頃から、守護霊さまへの感謝の祈りを続けていることによって、守護霊さまが勧
めて下さっている女性と、あなたの好みがピタリと合って、適切な判断ができるようになるのです。あな
たの嫌う女性を、無理やりに結婚させようとする守護霊様はいませんから、ご心配はいりません。
あなたにぴったりの女性とめぐりあいますように
守護霊さま、ありがとうございます。
正しい行じ方によって、祈りの効果が発揮される！
No.435 森島恒吉 1999/05/29 (土) 17:17 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｓさん、ご質問をありがとうございます。
［質問］
自分の遅々とした歩みを鑑みるに、これは五井先生がいうように、何か「やり方が間違っている」のかと
考えています。森島先生、このような遅々として進まず、「生まれ出ずる悩みや不安」といった心境を、
どうしていったらよいのか、お教えいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
［お答え］
ご自分の内面を正直に見つめ、悩みや不安が消えていない自分の心境を、正直に話されている、そうした
あなたは、自分の魂のありかを知らずに「私は神の子である」とくりかえし宣言している偽善者の人々よ
りも、はるかに高い心境にあるのです。あなたのような正直な人を、神さまは非常に喜ばれるのです。
あなたが推察している通り、心境が遅々として進まないのは、五井先生の教えにあるように「何か、やり
方が間違っている」からなのです。あなたのおっしゃるように、五井先生の教えを守りながら、まだまだ
悩んでいて、心境の進まない人がたくさんいるために、強い確信を持って「世界平和の祈りよりも、こち
らの方法がすぐれているのだ。これは五井先生からの新しい神示である」と教えられると、気の弱い信者
さんたちは、そうした強い確信を持つ宗教指導者に、文句なしに従って行ってしまうのです。宗教団体の
人数を聞いて、数の多いほうに入信するという、まったく気の弱い人も、世の中には存在するのです。
五井先生が教えて下さったように「世界平和の祈りを祈り、五井先生のみ教えを守りながらも、何年たっ
ても、心境が遅々として進まないのは、何か、やり方が間違っているから」なのです。もちろん、過去世
の因縁が消えるには、数十年数百年とかかるわけですから、過去世の業想念がすべて消え去るまでには、
現実の運命は完全には善くなりませんが、正しい宗教を正しく行じていれば、早ければ三カ月、遅くても
三年で、本心開発の効果は目に見えて現れてきますし、それに伴って自然に現世利益も授かるものです。
「五井先生の教えは正しい」としますと、後は信仰する人の行じ方が「何か、どこか、やり方が間違って
いる」から、効果がないことになります。いったい、やり方のどこが間違っているのか？
それを教えるのが、私の天命なのです。そこで、どこが間違っているのか、といいますと、守護の神霊に
全託していないことが、効果が現れない原因なのです。自力と他力の両方を同時にやっているがために、
神への全託がなされず、守護の神霊の力が百％発揮されず、本心開発の効果も現世利益も現れては来なか
ったのです。
「人間は本来、神の子であり、人間は内部に神性があり、無限の能力を持っているのだから、外部の神で
ある守護の神霊に頼ってはいけない。外部の守護の神霊に頼ると、内部神性の力が、それだけ弱まってし
まう。神の子である人間が、守護霊さまに、お願いするようではいけない」という教えを宗教者から教え
られ、そう思っておりますと、その想念が邪魔をして、神への全託ができないのです。そうした教えは、
正しいように聞こえますが、実は誤っているのです。
その教えのどこが誤っているかというと、守護の神霊は外部神性のようですが、実は人間の内部神性の働
きであるのです。そして、分霊は、内部神性である守護の神霊と一体になることによって、分霊としての
本来の神性を完全に発揮できるように、法則としてつくられているのです。守護の神霊を認めず、内部神
性の力だけで、神の子になろう、神の子になろうとしても、それではいつまでたっても、神の子の姿を現
わすことは不可能なのです。
いいかえますと、五井先生のみ教えを学び、「世界平和の祈り」を祈りながらも、心境が遅々として進ま
ず、本心開発の効果もたいしてなく、現世利益も授からなかった理由は、「守護霊さま、お願いします」
と真剣に祈らなかったからなのです。あなたが会社の上司で、部下が「この企画をしたい」としょっちゅ
う繰り返し発言していても、それだけでは、あなたの心は、真剣に部下の発言に耳を傾ける気持ちには、
なれないでしょう。部下が、あなたの席にやってきて、真正面に顔を、あなたに向けて、「この企画をぜ
ひ、私にやらせて下さいませんか。部長、よろしくお願いいたします」と頭を下げて言われたら、あなた
は初めて真剣に部下の意見に耳を傾けて、「よし、部下の力になってやろう」と思うことでしょう。
守護霊さまも、それと同じなのです。あなたが、真剣に守護霊さまに頼まなければ、守護霊さまは本気に
なって、あなたのために奔走してやろうとは思いません。なぜなら、守護霊さまにとって、あなたを二十
四時間眠らずに加護し、あなたの運命を善くしようと働くことは、大変疲れる仕事であるからです。守護
霊さまが、なんの報いも求めずに一方的な愛で、あなたを陰ながら一生懸命に悪から守ろうとしているの
に、「おれは無限の力を持っている神の子なんだ。守護霊の力なんか借りる必要はない」と傲慢な態度で
いたら、守護霊さまは、どんなにか悲しいことでしょう。守護霊さまは、悲しくて涙を流されているので
す。それでも、守護霊さまは、かわいい子孫であるあなたをかばい、守ろうと尽くされているのです。
こんなに強い愛情を持った守護霊さまを、あなたは、なぜ、無視して、感謝しないのですか！形式的に感
謝しただけで、「おれの力で、おれの運命をつくってみせる」等と傲慢なことを、なぜ言えるのですか！
守護霊さまに、そんな傲慢な態度でいて本心開発も現世利益も授けられるはずがないではありませんか！
五井先生が「やり方が間違っている」と教えて下さっているのは、そこなのです。その点なのです。今ま
で、五井先生の教えを行じ、「世界平和の祈り」を祈っても、心境に変化がなかったのは、守護の神霊に
全託していなかったことが原因なのです。そこに気がついたら、今日からは、このように祈ることです。
守護霊さま、今までの私の傲慢な態度を、どうかお赦し下さい。
守護霊さま、あなたさまに、私のすべての運命を委ねます。
守護霊さま、私の本心が開発されますように、どうぞ私をお導き下さい。
守護霊さま、あなたさまのお力なくして、世界を平和にすることはできません。
守護霊さま、世界人類が平和でありますように、どうかお願いいたします。
守護霊さま、お願いします。
守護霊さま、ありがとうございます。
守護神さま、ありがとうございます。
五井先生の教えは、真実の教えです。このように正しく五井先生のみ教えを行じれば、本心開発の効果が
現れないわけがありません。今日からのあなたの祈りは、神のみ心と合致した真実の祈りとなるのです。
「世界平和の祈り」本来の大光明が、あなたの心を照らし、あなたの生活を輝かしてゆくことでしょう。
占いに関する五井先生の教え
No.438 森島恒吉 1999/05/30 (日) 18:10 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、五井先生の占術に関するお考えについて、まとめて下さって、ありがとうございます。創立
した教祖というのは、怒濤のように多くの教えが湧き出してくるものですから、自分の教えをまとめてい
る暇がありません。湧いてくるものを肉体知で止めてしまうと、神智が止まってしまうからです。そこで
直伝の弟子や、教祖に深い縁のある後世の人々が、その教えを整理してまとめる天命があるわけです。
五井先生の占いについてのお話は、Ｋさんがまとめたような内容で、ほぼ言い尽くされています。
但し、気をつけねばならぬことは、五井先生のおっしゃっている事と、五井先生が実行している事には、
しばしば食い違いがありますから、五井先生のおっしゃった事とはいえ、なんでもかんでも「正しい」と
鵜呑みにして実行してよいものではありません。五井先生も、勘違いして間違えたり、言葉が足りなかっ
たり、現代の話としてではなく、遠い理想の未来について話した内容であることもありますから、常識と
も照らし合わせて、熟慮して実行しなくてはなりません。
真理からいえば、人間は宇宙の中心であり、どの方位方角も吉であり、思い立った日が吉日であるわけで
すが、それはあくまでも、業想念を超越して自由に生きられる人のみが、言い得る言葉であって、業波動
の影響を受けてしまう、ふつうの人が真似しますと、強い業波動に傷つけられてしまうことがあります。
五井先生でさえ、実際には常識的に行動されていたのです。私は五井先生のお話よりも、むしろ五井先生
ご自身が「実際にどのように行動したか」をよく観察して、行動した方を採用することにしております。
［手相］
五井先生は、晩年になってから「７の数字が手相に現れてきた」とおっしゃっていました。
［墓相］
五井先生は「お墓なんか、どうでもいい」と口では説いていましたが、五井先生のお墓は、どうでもよい
「北向き」ではなく、墓相にそった「東向き」になっています。
（唯一会のメンバーだけで、五井先生のお墓参りを予定しております）
［地相］
地相については、五井先生は法話としては特に何もおっしゃっていませんし、従来の地相学とは関係あり
ませんが、霊的に地相には、かなり重要視して、こだわっていたようです。聖ヶ丘道場の土地を見つけた
ときの様子を、村田正雄氏、斉藤秀雄氏、島田重光氏のお三方に伺いましたが、いろんな候補地を五井先
生に報告しても、五井先生は「うん、それだ」と、なかなかおっしゃらなかったのです。島田氏のお宅で
みんなで相談しているとき、夜もだいぶんふけてきて、「もう、明日にしようか」と思った時、島田氏が
「そういえば、ここはどうだろう？」と、後の聖ヶ丘道場付近の地図を、村田氏に広げて見せたのです。
すると、即座に村田氏の直感に、「ここは良い場所だ！」とひらめいたのです。そして翌日、五井先生に
早速ご報告をすると、五井先生はようやく「うん、ここだ！」と頷いて下さった、ということでした。
そのように、住居、仕事場、道場など、それぞれに「ふさわしい場」というものがあります。安く売りに
出されていたからといって、安易に土地を買い、住居にするのはよくありません。過去の土地の因縁話や
周囲の環境をよく見て、常識的にも熟慮した上で、住居や目的の建物位置を定めるべきです。これは守護
霊さまに常にお祈りをしている人は、守護霊さまからの霊感を受けて、おのずと判断できるものです。
［家相］
この話は前にも書いたと思いますが、聖ヶ丘道場壇上の「白光」の向きは、初めの数年間は「北向き」で
したが、その後「南向き」に変えられました。五井先生は「神棚や仏壇の向きは、どっち向いていてもい
い」と法話では説かれましたが、その言葉を素直に信じられる人や、長い間の風習を超越できるだけの心
境の人は、自由に神棚や仏壇の向きを、北向きでも西向きでもしても結構ですが、業の習慣波動を超越で
きる自信のない人は、やはり神棚や仏壇の向きは、東か南に向けたほうが良い、と私は思います。
五井先生のお写真、五井先生の書かれた色紙、五井先生のお軸に向かって、毎日お祈りしている私たちは
お写真や色紙やお軸の向きを、窓のある東か南向きにしたほうが良いのです。
それは先祖霊や守護霊が、東や南から来る太陽の光を見ることにより、太陽エネルギーを吸収し、活力が
みなぎってきて、子孫の加護をするパワーが強まるからです。それに対して、太陽が沈む西からの光は、
人間の心を静かに休める重要な力がありますが、守護霊の加護力を増すことにはならないのです。もしも
北を向いておりますと、いつも寒々としていて光が見えないのですから、守護霊は太陽からのエネルギー
を補充することができなくなり、パワーを失ってゆき、その家の人間の運命も下降してゆくのです。
方位方角を超越できるだけの心境になっていない人は、わざわざ、世間の風習と反対のことをしないほう
が良いのです。東洋だけでなく、西洋でも、太陽の光を充分に受け入れる方向に、家が向いているのは、
共通しております。家を建てるときには、地球上どこでも、太陽神を中心にして考えねばなりません。
［暦］
真理から言えば、先ほども書いたように、毎日が吉日であると言えるわけですが、「結婚式」のような人
生にとって重要な日を、「大安」の日があるのに、わざわざ「仏滅の日」を選んでやるのは、よくないと
思います。本人がいくらよくても、周囲の出席する人々が、とてもいやな気分になるからです。五井先生
も、そのようにおっしゃっていました。
それから、これは常識的なことですが、家の引っ越しをするような時には、いくら忙しくても、真夜中で
はなく、会社の仕事を休んででも、午前中の明るい日中に行なうようにして下さい。これは人が引っ越し
をすると同時に、その家を守っている守護霊さまも、引っ越しをするからです。守護霊さまは、真夜中や
夕方に引っ越しすることを大変嫌がります。せっかく新居に引っ越したのに、夕方に引っ越したために運
命が悪くなった場合は、人間だけでも移動して、改めて午前中に新居の玄関に入り、守護霊さまに新居に
移ったご報告をするようにします。
［姓名判断］
五井先生は、「五井昌久」という姓名判断が、「当たらなかった」とはおっしゃってはいましたが、信者
さんの赤ちゃんの名前をつけてあげる時には、姓名学からいって、一生病気がちで、一生不幸になるよう
な字画や名前は避けて、姓名判断から見ても良い名前をお考えになって、お名前をつけていました。
［印鑑相］
これについては、五井先生のお話をうかがったことはありませんが、常識から考えて、二十歳をすぎ社会
人となったら、コンビニでも売っているような三文判ではなく、ツゲの木のような安くても丈夫な素材で
できた自分専用の印鑑を一つ作っておき、「印鑑証明用」として役所に登録しておくべきです。宅配便の
領収書のような、ふだん使う印鑑は三文判を使っても、銀行印や大事な契約書類に用いる時には、三文判
ではいけません。自分が一生使う印鑑ですから、少し高くても重みのある印鑑を作っておくべきです。
［人相骨格］
五井先生は、身長が低く、生まれつきの病弱でやせていて、「道の話をするのに、必要最小限の体をして
いるんです」とユーモアまじりでお話なさっていましたが、人相や骨格にとらわれますと、詐欺にあうこ
ともありますから、外見上から判断するのは危険です。五井先生の姿そっくりの人相と骨格を持っている
からといって、その人が五井先生のように聖者であるとは限りません。それに今後は、地球人類すべての
人が、聖者になる時代になるわけですから、いろんな人相や骨格をした聖者が現れてくるのです。
［まとめ］
Ｋさんのように唯一会のメンバーは、わからないことがあったら、なんでも私に尋ねればよいのです
から、ほんとうに楽ですよね。よき霊的な指導者がいない人は、毎日が不安だらけだと思います。以上の
知識を持って、日々「世界平和の祈り」を祈りつづけてゆけば、世間の常識と反することもなく、守護の
神霊の智慧を授かり、守護の神霊の正しいお導きを得て、明るい安心した生活を送れるようになります。
供養の方法
No.440 森島恒吉 1999/05/30 (日) 23:02 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［質問１］
先述の親戚の方の忠告は、どの程度に受け止めておけばよいのでしょうか？
［お答え］
五井先生の宗教には、仏教系統の宗教団体のような仏壇、位牌、鈴（りん）、お香などの形式的な物は、
何もありません。したがって、あなたが五井先生を信じているならば、仏壇も位牌も、必要ありません。
あなたのお父さまは、迷ってはおりませんし、霊界の良い所にいらっしゃいます。「野原を車で猛スピー
ドを出して突っ走っている」というご親戚のお話は、その方自身の妄想に過ぎません。ご親戚の方は、忠
告という美名のもとに、あなたを脅して、自分の信仰する宗教団体へと入会させようとしているのです。
あなたのお父さまは「そんな親戚の話など、信じてはいけないよ。おまえが世界平和の祈りを祈ってくれ
ることが、私にとって一番の供養になるんだ。森島先生を信じてゆきなさい」とおっしゃっています。
［質問２］
仮にその忠告を重く受け止めるとして、私は洋間のみの2LDKのマンション住まいなものですから、出来れ
ば仏壇はあまり置きたくはないのですが（第一購入資金がありません）、どのように父親の供養をしてい
けばよいのかご教示願います。
［お答え］
「世界平和の祈り」に加えて、「お父さんの天命が完うされますように」とお祈りしていれば、それで充
分です。それから命日には、お墓参りに行って、お花を供えてあげて、合掌することですね。
［質問３］
仮に、仏壇・位牌等を安置しなければいけないとすれば、森島先生のNo.438の書き込みで書かれているよ
うに、向きとしては、窓のある東か南向きにしたほうが良いのでしょうね。私のマンションでは、間取り
上、南向きに安置するのがしやすいのですが、あいにく南側には窓がありません。窓の無い南側でも構わ
ないでしょうか？
［お答え］
東にも南にも窓がなければ、仕方がありません。お祈りの対象である五井先生の写真、色紙は、たんすの
上でも構いませんから、南を向くように北側に置きます。そばに供養したい人の名前を「○○○○様の天
命が完うされますように」とお一人一枚の紙に書いて、木の箱でもお菓子の箱でもいいですから、その箱
の中に入れておきます。但し、身内以外の人の供養は、一緒にしてはいけません。他界して五十年たった
ら、その紙はお焚きあげします。お焚きあげするような庭がなかったら、年末に神社へ持ってゆき、古い
お札と共にお焚きあげしてもらいます。
皆さんの天命は「世界平和の祈りを広めること」
No.441 森島恒吉 1999/05/30 (日) 23:07 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［質問］
何故に、私のようなものが、五井先生のみ教えから外れてしまった集団から脱し、いち早く森島先生のと
ころで正しい五井先生のみ教えに触れ、それを理解し、救われるという幸運に出くわしたのでしょうか？
会の重鎮達すら、未だに分からず、昌美先生の教えと五井先生のみ教えがごった煮のようになった、面倒
くさい混沌とした教えと行法を、貴重な時間を割いて延々とやっていることを考えても、どうも私が幸運
すぎるような気がしてなりません。過去の人生を省みてもあまり幸運に会ったことがないのに、これは、
何故でしょうか？
［お答え］
確かに、私から五井先生の教えをいち早く学び、五井先生に救われたことは、Ｋさんにとって非常に
幸運なことでした。この唯一会のホームページを発見して、唯一会のメンバーとなり「世界平和の祈り」
を共に祈って下さっている皆さん全員に、同じことが言えます。皆さんは、個人的には、もう五井先生に
救われたのです。皆さんに与えられた天命は、「世界平和の祈りを一人でも多くの人々に広めよ」という
神さまのお言葉を実行することです。世界平和のために、働いて下さい。
若い女性のための恋愛相談（左手薬指のリング編）
No.442 森島恒吉 1999/05/31 (月) 20:27 富士宮市
世界人類が平和でありますように
女性の右手の薬指にリングをつける時には、婚約した時、左手の薬指にリングをつけるのは、結婚した時
という習慣が、欧米では長年の習慣としてあります。その欧米の習慣が、日本にも入ってきたのですが、
最近の若い女性の中には、そうした習慣を無視して、婚約も結婚もしていないのに、ボーイフレンドから
もらったリングを、左手の薬指につける女性がいるようです。
しかし、長い習慣というのは、人類の潜在意識に蓄積されているのですから、左手薬指にリングをつけま
すと、自分はそうは思っていなくとも、他人の多くの人々の潜在意識にある「もう結婚する必要はない」
という業想念の力が働いて、まともな結婚ができなくなるのです。これはちょうど、先日も申しましたが
日本にある「大安吉日」の暦の問題と同じなのです。多くの人々が、長い間習慣としていることは、初め
は迷信であっても、業想念の力が生じてくるのです。この業想念の力は、習慣として人類の潜在意識層に
深く積み重なっていて、簡単にその力を超えられるほど、そんな甘い力ではないのです。欧米でのリング
の習慣は、二人だけの問題ではなく、社会の秩序を守っている面もあるのですから、遊びで軽々しく左手
の薬指にリングをつけるものではありません。
結婚する気持ちもないのに、「結婚する」という口約束をして、リングを女性の左手薬指につけさせて、
他の男性との交際を断ち切らせ、自分専用の女として肉体関係を結び、さんざんもてあそんだ上に最後に
は捨てる、という男性が現実には多いのですから、結婚届けを役所に提出するまでは、左手薬指にリング
をつけてはいけないのです。左手薬指にリングを早くつけたかっから、恋人の彼に早く結婚届けのサイン
と印鑑を押してもらいなさい。五分もあればできることです。それをためらっている彼ならば、遊びであ
って結婚する気のない証拠なのですから、さっさと早く別れて、新しい誠実な男性を見つけることです。
「森島先生は、うるさいなあ」と若い女性たちから文句を言われそうですが、私はあなたたちに幸せにな
ってほしいのです。私の助言は、守護霊さんの助言でもあるのです。恋愛や結婚は、業想念の力で壊され
たり、倫理観の強い守護霊の力によって壊されることが多いのですから、守護霊の声に素直に耳を傾けて
行動してほしいものです。若い時の一時の見栄のために、一生を後悔しないようになさって下さい。
あなたが幸せでありますように
嫌な人に対する愛の行じ方
No.444 森島恒吉 1999/06/01 (火) 02:28 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさんのお気持ちは、よくわかります。会社のように種々な人々が集合体になっている場所では、聖
人賢者ばかりではありませんから、下品な猥談をする男がいるもので、正常な人ならば嫌悪感を感じるの
は当然です。タバコの煙を間接的にせよ吸わされるのと、猥談を聞かされるのが、私も大嫌いですね。
そういう嫌な相手に対して、「あの人は神の子である。あの人は善人である。あの人が悪く見えるのは、
自分の業の目で見ているからだ。あの人の実相は聖人であり神である、と思いなさい」と教えているのが
昌美先生や生長の家のやり方なのですが、五井先生や私は、そんな無理な行じ方を教えてはおりません。
下品で大嫌いな人間は、「あいつは下品で大嫌いな人間だ」と思ってよいから、その後で「あの人の業が
消えて清らかな本心が現れますように、あの人の天命が完うされますように」と祈ることが、愛を行じる
ことです。そして、その嫌いな人と無理に交際したり、仲良くなったりしないで、遠く離れることです。
嫌いな人とは距離を置くということが、その人の業波動に巻き込まれないコツですね。それは逃げること
ではなく、智慧を働かす、ということです。
［質問］
「年上の女性に子供を生ませて結婚しない巨人の清原や、松方弘樹のような男については、どう思ったら
よいのでしょうか？」
［お答え］
日本の法律では一夫一妻制で、一人の妻しか持つことを許されておりませんし、妻以外の女性は愛人とみ
なされます。あちらこちらに子供を産ませても、関係者すべての人が納得して、お互いに同意しているな
らば、それは他人がとやかく言うことではありませんが、それでも愛人は一生日陰の身となり、子供にと
っては悲しいし淋しいことですから、男として人間としては、正しい行為とは言えません。
そういう人たちを見たら、「ああ、あれも過去世の因縁の消えてゆく姿なんだなあ。あの人たちの天命が
完うされますように」と祈ってあげることが、その人たちへの愛の行為となります。未来は、こうした不
自然な不倫関係は、きれいに一掃されて、会った瞬間に「アッ、私にふさわしい女性は、この人だ！」と
間違いなく、お互いにわかるようになり、完全な結婚ができるようになるのです。
［質問］
昌美先生の教えでは、そのように私がそのオヤジに対して嫌悪してしまうのは、自分の潜在欲求が実現し
た姿をそのオヤジの中に見るからだ、というようなことらしいのですが、それはどうなんでしょうか？
［お答え］
五井先生の教えには、そのような精神分析的な説き方や、心の法則で相談者を責める説き方は、一つもあ
りません。清らかな本心が、汚い業想念を嫌うのは自然であり、当然のことです。「世の中が悪いのは、
すべて自分の責任だ」と本当に思っている人は、他人に対して「悪と見える人が、あなたの目の前に現れ
るのは、三界は唯心の現れだから、あなたの想念の結果ですよ」と相手を責めることはしないものです。
悪人を見て、「あれは自分の想念がつくり出した結果だ」といちいち考えていては、ノイローゼになって
しまいます。自分の業であれ、他人の業であれ、人類の業であれ、消えてゆく姿なのです。それを一つ一
つ分析して、「この業は、あなたがつくったものだ」と責めていたら、この世は責め地獄となってしまい
ます。そんな精神分析的なことをしていてはいけません。
嫌な人を見たら、そのたびにいちいち自分の心を分析して「これは自分の想念のなんの現れか？」などと
自分を責めずに、「あの人の嫌なところが消えますように。あの人の天命が完うされますように」と祈る
ことです。そして「世界人類が平和でありますように」と「世界平和の祈り」の中に入り込み、そうした
嫌な人への把われを放すことです。これが、嫌な人に対する無理のない愛の行じ方であるのです。
清く正しく美しく生きなさい
No.446 森島恒吉 1999/06/01 (火) 18:06 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［質問］
私の入会時に、いろいろ教えて下さった講師の方が、「若いうちは、清濁をあわせ飲むようでない、とい
けない」とおっしゃったのですが、今にして思うと、これは、誤りであると同時に、かなり危険な教え方
であるように思います。何とぞ、ご説明をお願いします。
［お答え］
馬鹿なことを言う講師がいましたね。そんな馬鹿なことを言う講師は、自分が清らかに生きられないもの
だから、若者にも自分と同じように汚いことをさせて、自分と同じように汚れさせて、低い境地へと引き
ずり落とそうという、醜い悪魔と同じです。なんという馬鹿なことを言うんだろう、全くあきれます。純
白で清らかな五井先生の教えを、冒涜するな、と私はその講師に言いたい。
汚く醜い大人たちの社会を、善くしてゆくのは、君たち汚れなき青年たちなのだ。この地球世界を悪くし
た人間は、今の大人たちなのだ。若者たちは、汚れた大人たちの真似なんかせずに、清く正しく美しく生
きてもらいたい。社会の悪に怒らずに、世界の悪に立ち向かう強い正義感と勇気をもたずして、世界が善
くなるわけがないではないか！
「清濁をあわせ飲む」とは、「清らかな行為も、濁った行為も、両方をしなさい」という意味ではないの
です。「聖人のような清らかな人ともつきあえて、しかも汚れ濁った人の想念行為をも、消えてゆく姿に
して、汚れ濁った想念を浄め去り、自らは常に純白で汚れることなく、清らかな正しい行為をしなさい」
という意味が、真実の教えなのです。
青年たちを、自分と同じように汚れさせようとする、そんな馬鹿な講師たちの説教に、君たちは耳を傾け
てはいけない。昔も「若い頃は、宗教なんか、やらなくてもいいんだ。世界平和の祈りなんて、トシをと
ってから、やればいいんだ」と説いていた白光の講師もいましたけど、そんな講師は、五井先生のお心を
知らないアホ講師なんだから、そんなアホ講師の言うことを、まともに聞いていちゃ駄目だよ。もし、そ
んなけがれた馬鹿な法話を説く講師がいたら、君たちはサッサと席を立って、会場から出て行きなさい。
五井先生のお心を知らない、そんなアホ講師に、君たちは妥協なんかしてはいけない。
［質問］
私の守護霊様は、私の父親である、と考えてもよろしいのでしょうか？父親の写真は多数ありますので、
守護霊様に感謝する時に、父親として意識したほうがよろしいでしょうか。何とぞ、ご教示願います。
［お答え］
あなたの正守護霊様は、あなたのお父さんではありません。あなたの正守護霊様は、もっと古い三代以前
のご先祖様で、あなたのお父さんは、副守護霊の立場として、あなたを守っています。ですから、守護霊
様に感謝するのとは別に、「お父さん、ありがとうございます」と、お父さんにも感謝の祈りを捧げたら
よいのです。正守護霊、副守護霊を合わせて「守護霊様、ありがとうございます」と一言にまとめて祈っ
ても、もちろん良いのです。その人自身が、感情的にもピッタリと納得できる祈り方で、祈って下さい。
五井先生の教えを正しく行じているのは唯一会のみである
No.448 森島恒吉 1999/06/02 (水) 12:15 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。
［ご意見］
「白光は白光のままで、昌美先生のご指導のもと、五井先生のみ教えから外れてやってもらっている方が
いい。何故なら、その方が相対的に唯一会の価値が高まるから。世界中で五井昌久先生の真実の教えを正
しく行じているのは唯一会だけであった方が希少価値が出て、より有難さが高まるから、その方がいい」
と考えたりもします。
［お答え］
当初は、私は「世界平和の祈り」の中心者として立つつもりは、ありませんでした。五井先生から深く愛
され、五井先生の養女となった昌美先生が、五井先生の教えを継承するのが、常識的に考えて自然である
と思ったからです。ところが残念なことに、昌美先生は、五井先生の教えから外れてしまったため、私は
五井先生に恩返しをするつもりで、昌美先生をお助けしようと、会員の人に知られぬように、昌美先生に
恥をかかさぬように、ひそかに私は昌美先生に直接連絡をとり、昌美先生の教えの誤りを指摘して、いち
早く修正して下さるように、平身低頭して、お願い申し上げたのでした。
しかし、昌美先生には、とうとうご理解いただけませんでした。かといって、そのままにしておくわけに
もいかず、五井先生の教えを守り、「世界平和の祈り」を守るために、「隗（かい）より始めよ」（転じ
て、「言い出した当人から始めるのが上策だ」という意味）という中国のことわざのように、最初に私が
一人で「世界平和の祈りは最高の祈りである」と提言し始めたのです。それから、すでに９年の月日がた
ってしまいました。９年にもなりながら、唯一会の人数が、いまだに少人数なのは、私に欠点があったか
らなのです。
一つは自分の甘さで、昌美先生への愛情から、「今は誤解されているけれども、もうすぐに昌美先生は、
五井先生の正しい教えに気がついてくれるかもしれない」と淡い期待をいだき、世間に発表するのがズル
ズルと遅れてしまったのです。
もう一つの私の欠点は、自分を卑下したことで、神様から天命を授けられたのに「自分なんか、とんでも
ありません」と逃げ回っていてグズグズしていたら、病気になってしまったのです。これは植芝盛平先生
も体験されたようですが、神様からの天命にさからうと、私のような体質の者は原因不明の病気になって
しまうのです。植芝盛平先生は、神様の天命があったのに、やはり自分を卑下されていたら一年以上もの
間寝込んでしまって、「神様のみ心のままに行ないます」と誓ったら、その日のうちに病気が治った、と
いうお話があるのです。私も、重大な天命にふるえる想いでしたが、ようやく覚悟して、「神様のみ心の
ままに、やらせていただきます」と言ったら、ようやく寝床から起き上がれたのです。この二つの欠点が
あったために、五井先生の教えを広めるのが遅くなってしまったのです。
五井先生は、生長の家の教えについて「今となっては、もう修正できなくなってしまった」と嘆いておら
れましたが、過去十年間の昌美先生の言動をずっと拝見してきて、五井先生が生長の家についておっしゃ
ったように、昌美先生の教えについても、「今となっては、もう修正できなくなってしまった」と思われ
ます。今さら「光明思想徹底行、我即神也・人即神也・人類即神也の宣言行と印を組む行、願望成就の行
などは、間違いだった」とは発表できないだろうと思われるからです。「世界平和の祈り」という原点に
かえろうとしないばかりか、「世界平和の祈り」は、「人類即神也」という新しい方法の付け足しになっ
てしまっています。
もはや、白光真宏会が、「世界平和の祈り」一念の宗教団体に戻ることは、無いと思われます。五十年後
に、元通りになったとしても、それでは遅過ぎます。そうなりますと、五井先生の教えを継承し、「世界
平和の祈り」一念にやっている唯一会の存在価値は、当然高まるわけです。これは自意識的に唯一会の希
少価値を高めようとしたわけではなく、他がやらなくなったので、自然と唯一会の存在価値が浮かび上が
ってきたわけです。他と争うこともなく、このように自然に唯一会の存在価値が高くなってくることは、
人知でできることではなく、神様のみ心が働いて下さっているからなのです。
世界中で五井昌久先生の真実の教えを正しく行じているのは唯一会だけなのですから、世界中から人々が
五井先生の教えを学びに、唯一会に来ることになるでしょう。幸い、唯一会のメンバーには、英語に堪能
な人が多いので、日本人ばかりでなく、外国の人々にも、五井先生の真実の教えを伝えて歩いて下さい。
このように皆さんの責任は、重大なのであります。
まず自分の信仰を明らかにすること
No.449 森島恒吉 1999/06/02 (水) 12:49 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［質問］
実は、私に「若いうちは、清濁をあわせ飲むようでないといけない」とおっしゃったその方は、現在、T
地区に住んでおられる元K道場職員のYさんです。私は、常に、Yさんのように既に老齢に達しておられる
古くからの会員さんのことを思ってしまいます。やはり、彼女に唯一会のことは知らせないで、今のまま
昌美先生の教えをやっておられるままに、放っておくほうがよいのでしょうか。
［お答え］
彼女に唯一会を知らせるか、知らせまいか、と迷う前に、あなたが「私は唯一会のメンバーです。唯一会
とは、世界平和の祈り一念のグループです。私は世界平和の祈りしかやっておりません」と、ご自分の信
仰を明らかにするべきではありませんか。そう自己紹介すれば、興味のある人は、進んであなたに尋ねて
きますし、興味のない人は、それっきりで、あなたに唯一会のことを尋ねようともしないでしょう。そう
して、興味を持って下さった人にだけ、話すようにすれば、自然でよろしいでしょう。「世界平和の祈り
は最高の祈りである」という五井先生の教えを真実に信じているならば、相手が誰であろうと、自分の信
仰を隠す必要はないのではありませんか。
［質問］
現在、唯一会のことを知るには、まずインターネット接続環境を持っていることが必須の条件であるよう
に思われます。インターネット接続環境を持たないご婦人方に、唯一会のことを知らせてあげるべきでは
ないか、という問題意識は、森島先生がご本をお書きくださることにより、解決されるのではないかと思
います。
［お答え］
その通りです。早く私の本を出版したいと願っております。
正直光明思想は、ほんとうに楽な生き方です！
No.452 森島恒吉 1999/06/02 (水) 13:30 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。しばらくご返事ができなかったのは、Ｋさんの文を見て怒って
黙っていたからではなくて、ちょっと忙しかったからです。本音で言えるところが、唯一会の良いところ
ですね。神になったふりをしている偽善者には、腹をわって正直に話せる友人が一人もいなくなり、自分
一人悶々と苦しむことになるのです。それに比べて、私たちは、正直に生きられて、本当に幸せですね。
五井先生、「正直光明思想」を教えていただき、ありがとうございます。
天使の一人として世界平和のために働いて下さい
No.454 森島恒吉 1999/06/02 (水) 19:00 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、はじめまして。よろしくお願いします。>^_^< ｴｸﾎﾞ
［質問１］
Ｐ１９に"神はすべてのすべてであり，無限の叡智，無限の愛、無限の生命であるけれども、神そのもの
が神そのままの姿で動いたとしたら，形の世界には何ものも現れてはこない。この光そのものである神が
ある時、突然その統一していた光を各種，各様相に異なった光として放射した。このときから神の創造活
動が始められたのである。"とありますが、なぜ、その必要性があったのでしょう？結果的に現在に至る
人間（業因念）を生み出してしまった、と思うのです。（自分の勝手な解釈です。）
［お答え１］
神の創造活動が、形の世界に始められたのは、「必要性があったから」ではありません。神が「形の世界
に神の理念である理想の世界を創造したい」と欲したからなのです。
現在の人間は、ご指摘の通り、業因縁におおわれた人間ですから、神が業因縁の人間を生み出してしまっ
たように見えますが、形の世界で完全な人間を現わすためには、時間がかかるため、完成途中の人間の姿
を見て、あたかも神の失策のように見えてしまうのです。
それはちょうどトンネルを掘り進む時に、人間が泥をかぶるのと同じなのです。トンネルを掘り終えて、
お風呂に入れば、人間は誰でもきれいになるように、時間がたちさえすれば、神の子としての完全な姿が
現れてくるのです。もう一つの例は、仏像を彫るときには、削りクズが出ますが、仏像を彫り終えたら、
もう木屑は出てきません。それと同じように、現在の業因縁の不完全な姿は、消えてゆく姿であり、業因
縁が消えてゆくと同時に、神の子の本心本体が現れてくるのです。
私たちが、この世に生まれてきたのは、自分の本心が「この形の世界に生まれさせて下さい。神の創造活
動に参加させて下さい」と強く志願したからこそ、この世に生まれてきたのです。私たちは、誰かにとっ
て必要だから生きているのではなく、自分が創造者として生きることを楽しみたい、と思っているから、
生きているのです。無限の叡知を駆使して生きることは、真実に楽しいのです。
［質問２］
世界人類だけでなく、憑依霊や浮遊霊、宇宙に点在する邪霊も、神様の手によって救われていくのでしょ
うか？
［お答え］
憑依霊、浮遊霊、邪霊は、神様の光明によってすべて浄められ、業想念波動は消滅されます。神様の手に
よって救われてゆく、と言っても正しいでしょう。宗教活動というのは、実は肉体人間を動かして悪事を
させている背後の憑依霊、浮遊霊、邪霊を浄める活動と言ってもよいくらいなのです。そこが他の平和活
動と異なる点なのです。祈りによる世界平和運動というのは、人間に悪事をそそのかしている業想念波動
を浄める平和運動であるのです。具体的に名前をあげるのは控えますが、一国の大統領の地位にいる人で
も、悪霊にのっとられて、国民を平気で虐殺している大統領もいるのです。人間の背後で霊的に暗躍して
いる憑依霊を浄めなくては、経済活動や医療活動を応援したところで、世界は平和にはならないのです。
あなたも、「祈りによる世界平和運動」の天使の一人として、世界平和のために働いて下さい。
あなたの天命が完うされますように
宇宙人も「世界平和の祈り」を祈っている！
No.456 森島恒吉 1999/06/03 (木) 00:53 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。「無理をせずに、世界平和の祈りを祈りつづけていこう」と決意し
て下さって、ありがとうございます。おっしゃる通り、信仰は、無理をしないで、祈りつづけてゆくこと
が大事です。焦って無理をしてしまうと、かえって、真理実現から遠ざかってしまうのです。今のそのお
気持ちを大事にして、「世界平和の祈り」を一生祈り続けて下さい。
［質問］
森島先生は、宇宙人にお会いになったことがありますか？
［お答え］
あなたは、私の若い頃に似ています。若いから、常識に縛られず、奇想天外な質問が湧いてくる。発想が
柔軟なんですね。若い頃は、いいなあ。単刀直入に質問するのも、若い頃の私にそっくりです。(^_^)
さて、ご質問に戻りますが、私は宇宙人に会ったことがあるんです。肉体人間のように挨拶したり、会話
をかわしたり、目と目でウインクしあう、ということではなくて、霊体に会ったんです。聖ヶ丘道場の統
一会で、五井先生が法話をなさっている時に、宇宙人が五井先生のそばにやって来て、五井先生のお話を
私たちと同じように坐って聞いているんです。それで、五井先生のお話と「世界平和の祈り」の統一行が
終わると、空飛ぶ円盤に乗って帰ってゆくんですよ。その統一会の時に、お会いしたんです。
「世界平和の祈り」の波動と、宇宙人の心の波動が全く一致しているので、「世界平和の祈り」を祈りま
すと、その波動に乗って、宇宙人がやって来るんです。テレビ番組で、手をつないで輪となって、宇宙人
とコンタクトをとろうと「宇宙人さん、宇宙人さん、応答願います。宇宙人さん、現れて下さい」なんて
空飛ぶ円盤を見ようと、力んでやっている人がいますね。あんなことを、いくらしたって、本当の宇宙人
は現れないんです。なぜかというと、欲望にみちた興味本位の低級な想念波動は、宇宙人の高級な霊波動
には合わないからなんです。
宇宙人の生活は、争いなく病気なく貧乏もなく、神の無限の叡知、無限の創造力を、自由自在に駆使して
生きているのですから、本当にうらやましくなってしまいますね。「来世は宇宙人の世界に生まれたい」
というＫさんの気持ちはよくわかります。(^_^)地球人は、太陽系の中で、人間が住んでいるのは、
地球だけで、地球が最も文明科学が進んでいる、と思っているでしょう。でも、真実は、太陽系の中で、
地球が一番遅れているんです。それで、地球人は、原爆を作って、ときどき本当に爆発するかな、てんで
確かめようと、地下で爆発実験をしているでしょ。あれは、他の星に住んでいる宇宙人にとっては、大変
な近所迷惑なんですよ。それで、主に金星の宇宙人が、地球を平和にするために応援することになり、実
際に地球に近づいて自分たち自身で観察したり、小型円盤を遠隔操作して見守っているんです。
そこで、その宇宙人たちは、私たち地球人に何を希望しているかというと「世界を平和にするには、五井
先生の提唱された世界平和の祈り以外にはありません。世界平和の祈りを心を一つにして祈って下さい。
あなた方が世界平和の祈りを祈るところに、私たち宇宙人も必ずかけつけて、あなた方に霊的なパワーと
地球進化のための叡知を授けます。世界平和の祈りは、大神様の愛と合致すると同時に、私たち宇宙人の
波動とも完全に一致するのです。世界平和の祈りを祈る人々は、最も進化した地球人といえるのです」と
「世界平和の祈り」を地球人に祈るように希望しているのです。そして、宇宙人たちも毎日「世界人類が
平和でありますように」と、空飛ぶ円盤内や各星で、お祈りしているのです。
地球は、まだまだ遅れていますが、それでも宇宙人たちと同じお祈りをすることができて、宇宙人たちと
同じ心の波動になることができるのですから、愉快ではありませんか。「世界人類が平和でありますよう
に」と私たちが祈る時、宇宙のはるか彼方にいる宇宙人たちも、一緒に「世界人類が平和でありますよう
に」と声を合わせて祈って下さっているのです。心強いし、嬉しいでしょう。地球にとって、「世界平和
の祈り」が唯一最高の祈りであるのと同じように、宇宙人の世界でも、「世界平和の祈り」が唯一最高の
祈りなんです。地球人類よりも、数千年数万年も進化した宇宙人の世界でさえ、「世界平和の祈り」以上
の祈りは無いのです。そういう素晴らしい「永遠の祈り」を、私たちは今、行じることができるのです。
［質問］
五井先生は、今、宇宙のどこに住まわれているのでしょうか？
［お答え］
五井先生は、本住の地である神界に住んでおられますが、神界だけでなく、霊界、幽界、肉体界をも自由
に行き来して、地球世界の平和のために働いておられます。肉体というのは、同時に日本とアメリカに現
れるということは、できませんね。ところが、霊というのは、呼ぶ人がいれば、日本でもアメリカでも中
国でもヨーロッパでも、同時に出現することができるのです。ですから、あなたが、五井先生を常にお呼
びして加護を願っておりますと、五井先生はいつもあなたの居る所に住んでいることになるのです。私は
五井先生と同じように、五井先生の教えを忠実に正しく伝え、五井先生と同じように「世界平和の祈り」
をそっくりそのままの形で、皆さんに伝えていますね。ということは、五井先生は、私の肉体を使って、
皆さんに教えて下さっているのです。それをもっと突き詰めると、森島先生の正体は、五井先生なのです
から、五井先生にお会いしたかったら、森島先生に会えば良い、こういうことになるのです。
飲酒の減らし方
No.463 森島恒吉 1999/06/03 (木) 20:27 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｔさん、ありがとうございます。カンビール１本に、ワイングラス１〜２杯の酒量でしたら、お医者
さんも許してくれるでしょう。テニスやスポーツの後のビールは、おいしいものですが、ビールやお酒を
減らすには、代用品を使うのが、効果的です。
ビールとよく似た味のする麦茶を冷やしておき、ピールを飲む前に、冷えた麦茶をグビグビッと飲みたい
だけ飲み干します。体は、いつものようにビールだと思って、一気に飲み干そうとします。途中で、「あ
れ、これはどうやら、いつものビールてはないようだ」と気がついても、もう遅い。水分を補給すれば、
ビールを飲みたくなくなります。そして、ワインを飲みたくなったら、いつものワイングラスに、ブドウ
ジュースを注いで飲みます。すると、ワインを飲みたい気持ちが薄れます。
こうすれば、お酒の量を減らすことができるはずです。やってみて下さい。
形の無い合氣道を確立した私
No.466 森島恒吉 1999/06/04 (金) 01:46 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｆさん、Mo.459〜460の文章が、私のパソコン画面では表示されておりません。もし、うまく表
示されないようでしたら、電子メールで、その内容を送って下さい。
Ｓさん、「神と人間」を読み返して良かったですね。その通り、内部神性とは、守護霊、守護神を含め
たものであるのです。ここ十年間の昌美先生の法話を調べてご覧なさい。「守護霊、守護神への祈り」が
まったく忘れ去られて、すっぽり抜け落ちていることが、確かめられます。
過去の"PEACE NIFON"の書き込み欄で、No.ごと表示されない部分があります。これは削除した時に、
自動的に空いたナンバーを埋める機能がないために、その部分だけ、No.ごと内容が消えるからです。
Ｆさんからのご質問を待ちたいと思いますが、私は「形のある合氣道から形の無い合氣道」へと
探究し、ついに「形の無い合氣道」を確立したのです。簡単にいえば、襲ってくる相手の攻撃を、かわし
て投げるという合氣道に、物足りなさを感じるようになり、襲ってくる相手の殺気を未然に浄めて消して
しまい、私の前に立った時には、すでに相手は私を襲う気がなくなっている、という境地へと私は突入し
てしまったのです。
ピストルの弾が飛んでくる、その弾を未然に察知してよける、という段階から、私にピストルを向けて弾
を撃とう、私を殺そうとする、相手の殺気を未然に消してしまうことができるようになったのです。私が
空の境地になっているので、「倒してやろう」という想念が、その者みずからに返ってゆき、私は何もせ
ずとも、相手はおのずから倒れるのですが、さらに一歩進んで、私を攻撃してくる殺気そのものを消して
しまい、相手が私を倒すことができなくなる、という境地になったのでした。
これも合氣道の原理なのですが、技の無い、形の無い合氣道なので、派手さはありませんが、これ以上に
かっこいい技はないと思います。「相手に対して指一本で投げる」という段階から、「相手に指一本触れ
ずして、相手の殺気を消してしまい、争いを消してしまう」のですから、表面的には形としての争いが無
く、何事も無く見えるのです。私を傷つけようとする想いが未然に消えてしまったら、争う形にも現れて
はこないわけです。相手が手足を使って攻撃して来る、というのは、つまり形に現わした段階で、相手の
攻撃を浄めているわけですね。これがふつうの合氣道なんです。それに対して、そうした争いの形に現れ
る前に、未然に相手の想念を浄めてしまい、因があっても果が形に現れないように想いの世界で消してし
まい、争いを無くしてしまう。これを「形の無い合氣道」と、私は名付けたのです。
武の力が加わりて、光弥(いや)増す「世界平和の祈り」
No.467 森島恒吉 1999/06/04 (金) 04:39 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［質問］
唯一会の活動をはじめるために、合気道の指導をやめたのでしょうか。
［お答え］
その通りです。
［質問］
いまでも氣の研のメンバー、また支援者ではあるのでしょうか。
［お答え］
氣の研究会の支援者は、おりません。
［質問］
もしかしたら、氣の研や藤平光一先生に疑問を感じたのかもしれない、とも思いましたもので、少し質問
してみました。
［お答え］
私は32歳で、氣の研究会を退職しましたが、その際、合氣道の師の藤平光一先生から「わしから習ったこ
とを土台にして、これからは森島君の自由にやっていいよ。わしの真似をしなくてもいい。森島君の独自
のやり方で新しい道を切り開いてごらん」とありがたいお言葉を頂戴しました。
前にも言いましたが、氣の研究会は,人間の集まりであり、組織として完全とはいえません。はっきり言
って馬鹿でくだらないやつもいます。しかし,そんな人間は、どこにでもいるものです。藤平光一先生に
しても、完全な人間ではありません。私は、藤平先生の全人格にひかれて入門したわけではなく、植芝盛
平先生から藤平光一先生に伝わっている合氣道の技術を学ぶために、入門したのです。それは藤平先生も
承知されていて「わしの悪いところは真似するな」と度々言われました。
私は藤平先生に疑問を感じてやめたのではありません。私は最初から、藤平先生の欠点も悪い所もとっく
に知っていました。藤平先生の教えと五井先生の教えが異なることも、藤平先生の教えの誤っている箇所
(たとえば念力の教え)も、初めから知っておりました。初めから、合氣道について、藤平先生から学べる
だけ学んだら、藤平先生から独立して、独自の合氣道を開発するつもりでいたのです。
私が藤平先生の門を叩いたのは、五井先生から合氣道をやるように強く勧められたことと、藤平先生の合
氣道の技術が、他の師範に比べて、飛び抜けて優れていたからです。藤平先生の合氣道の技は、藤平先生
の欠点のすべてが隠れてしまうほど、それはそれは素晴らしいものであったのです。師範クラスで毎回教
えていただいた藤平先生の技は、今まで見たこともないほど強く華麗で美しく、奇跡的な驚くべき技ばか
りでした。「皆さんに見せてやりたいな」と、感嘆しつつ、いつも思ったものです。
その師範クラスで、私は「植芝盛平先生しかできない」とされていた神秘的な技の数々を、藤平先生から
直接教えていただいたのです。私は合気会で稽古もしましたが、今まで見たこともない素晴らしい合氣道
の極意の技に、ひたすら驚嘆していたのでした。たとえば、「相手に触れないで、相手を倒す技」など
は、合気会で、本当にできる師範は一人もおりません。植芝盛平先生しか、できない技とされていたので
す。それを、藤平先生は、植芝盛平先生の合氣道を再現して下さったのです。そして、それまで系統化さ
れていなかった合氣道の技を、わかりやすく整理されて、流れるような連続技を編み出したのでした。
五井先生が、王選手が「ホームラン最多王」になった時のことを法話に書かれていますが、王選手が藤平
先生の所に習いにきていて、ホームラン王になれたのです。記録に残るホームランを打つ日のこと、王選
手は外車から降りると、バット一本を片手に持ち、バスタオルを肩にかけて、道場に入ってきました。道
場で、藤平先生から、姿勢やバットの振り方を直されて「うん、これでいい」と言われて、王選手は後楽
園球場に向かい、ホームラン新記録を樹立したのです。私はその場に立ち会ったのです。
相撲の力士、黒瀬川が道場に来た時、「森島君、やってみろ」と藤平先生に言われて、体重百二十キロの
黒瀬川と、私はぶつかり稽古をしましたが、その頃の私の体重は60キロ程度のヒョロヒョロで、自分の二
倍も体重のある力士と、まともにぶつかるのは初めてでした。それでも、黒瀬川は氣のことを知らないの
で、私に止められていましたが、藤平先生が黒瀬川に氣の原理を教えて、再び黒瀬川と対戦したら、強く
なってしまって、私は止めることができず、後ろに押されてしました。黒瀬川は、本気で私に突いてきた
ので、私の胸には一週間ほど、黒瀬川の手の形が残っていたほどです。
私だけでなく、弟子が一人残らず、黒瀬川に負けてしまったのを見て、藤平先生は、ひょいと立ち上がり
「今度は、わしが相手をしよう」とおっしゃったのです。藤平先生は、その頃すでに年齢が60歳を過ぎて
いたはずですが、私よりも小柄な藤平先生が、黒瀬川の相手をする、と言うのです。
黒瀬川は、藤平先生に遠慮なくぶつかっていきましたが、すぐにコロリと倒されてしまいました。黒瀬川
も、相手は60歳過ぎの小柄の老人なので、初めは手加減をしたかもしれません。「あれれ…」と言って、
倒れた黒瀬川は、「先生、もう一度行っていいですか?」と藤平先生に尋ねました。
「何度来てもいいよ」と藤平先生は、ニコニコ立っているのです。私も、黒瀬川が遠慮して倒れたと思い
ました。黒瀬川は、今度は手加減せずに本気で、藤平先生にぶつかってゆきました。すると今度も、コロ
リと投げられてしまったのです。「すみません。も、もう一度…」と黒瀬川は言って、何度も藤平先生に
ぶつかって行ったり、突いてゆくばかりでなく、まわしを取るように相撲の技で組んだりしたのですが、
どんな姿勢でぶつかっても、コロリコロリと藤平先生に投げられたのです。
「これ以上、投げると、投げられ癖がつくといけないから、このへんでいいだろう」と藤平先生が笑っ
て、その日の稽古は終わりましたが、それ以来、黒瀬川は、毎週のように道場に習いに来ていたもので
す。そして、力士にとっては夢である三役の地位になってから、引退したのでした。
現在は藤平先生も高齢になって、杖をつかれているようですから、壮年のお元気な頃の藤平先生の合氣道
を見ることはできません。歌手のユーミン(松任谷由美さん)が、数年前に藤平先生の所に習いに来たとき
には、藤平先生は杖を片手に、門弟を投げて見せたそうです。藤平先生のあの素晴らしい合氣道を、二度
と見られないかと思うと、惜しいし、せっかく私も教えていただきながら、後世に素晴らしい技を伝える
ことができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
藤平先生の合氣道の技を継承しているお一人に、私の先輩、神奈川県支部長の田村巌先生がいらっしゃい
ます。田村先生は、合気会本部の師範もしていたし、藤平先生の古いお弟子で、技ももちろん知っている
し、人格も穏やかな方なので、もし合氣道を習いたい方は、田村巌先生の所へ行くようにお勧めします。
[質問]
五井先生は植芝先生とは、親しかったようですね。でも、植芝先生の弟子とはいえ、藤平先生は思想的に
少し違うところもあります。 森島先生の信仰的立場から見て、藤平先生の思想や霊性を、どう評価しま
すか？
[お答え]
私は、藤平先生の思想や霊性など、どうでもいいことだ、と思います。藤平先生の教えのすべてが正しい
とは言いませんが、藤平先生が、植芝盛平先生の合氣道の技を継承されたのは、確かな事実です。それだ
けで、充分に立派なことではないでしょうか。宗教家は、人格がすべてでありますが、武道家は、強い人
間が本物であるのです。いくら優しくても、相撲に弱い力士では、本物ではありません。無愛想な人柄で
あっても、相撲に強い力士は、本物の力士と言えるのです。
変な奇行があったり、怒りっぽい人でも、その人のつくり出す芸術や音楽が、素晴らしいものであったら
その人は立派な芸術家としての天命を完うされているのです。藤平先生の悪い所や欠点ばかりを見て、ど
うして人並み優れた長所を見ようとしないのでしょうか。藤平先生は、植芝盛平先生の弟子として、合気
会アメリカ支部長、合気会本部師範部長として長年勤め、植芝盛平先生は、藤平先生に合氣道十段を最初
に印可した人です。藤平先生の悪口を言うことは、藤平先生を指導した植芝盛平先生の指導が悪かった、
ということになり、植芝先生への悪口になってしまうではありませんか。
植芝盛平先生の思想は、大本教であって、合氣道の技に関する具体的な解説はほとんどありません。藤平
先生は、中村天風の思想、一九会の呼吸法、座禅などを基礎にしているので、植芝先生と教え方も思想も
大きく異なります。しかし、合氣道の技そのものは、同じなのです。
前にも言いましたが、藤平先生の教えは、すべてが正しいとは、私は思いません。特に、祈りと念力の区
別がついていないところが、誤りである、と思います。ところが、おもしろいことに、お話しされている
こととは別に、実際の合氣道の技は、植芝先生と同じように正しくなさっているのです。
私は氣の研究会を退職する時、藤平先生から「これからは、わしから学んだことを生かして、森島君の好
きなようにやってごらん」と、ありがたいお言葉をいただきましたから、藤平先生の単なる真似をするの
ではなく、藤平先生以上の教え方をしたい、と思っております。それが藤平先生に対する弟子としての恩
返しであると思うのです。藤平先生も、そんな私を喜んで下さっていることと思います。
現在、私は五井先生の教えである「世界平和の祈り」一本にしぼって教えておりますが、植芝盛平先生か
ら藤平先生に伝えられた教えや、藤平先生から教えていただいた事が、無駄になったとは思いません。私
の最初の課題であった「私の世界平和の祈りと合氣道は同じ原理なのです」という五井先生の教えについ
ての謎を、私はすでに解いたからです。これはつまり、私は宗教者にして、同時に天下無敵の武道家とし
ての武の力も得たことになり、「世界平和の祈り」の光が、弥(いや)増したことに、ほかなりません。
何もしようとせずに空の境地にいればよい
No.469 森島恒吉 1999/06/04 (金) 15:29 富士宮市
世界人類が平和でありますように
［お答え］
これは、頭で知識として知っていても、そう簡単にできることではありませんから、その方法については
書かなかったのです。個人的な守りならば、具体的には、こう祈るだけで効果があります。
「守護霊様、守りたまえ」
この祈りをするだけで、あらゆる攻撃から自分の身を守ることができます。但し、真実に効果を現わすに
は、くりかえし、祈ることが必要です。言いかえれば、何も考えず、空の境地になることです。それを個
人の救われから、もっと大乗的にすれば、「世界平和の祈り」ということになります。
「世界人類が平和でありますように」
現在では、この祈りのほうを優先的に教えております。個人だけを守る時代ではなく、人類を守る時代で
あるからです。祈りの原理としては、全く同じで、守護霊に全託して、空の境地になることです。
最強の格闘技は、人と争わない道
No.471 森島恒吉 1999/06/04 (金) 22:12 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｆさん、ありがとうございます。合気流道というのですか、その寺田氣山氏については、私は存
じません。最近は、合氣道の世界に、とんと、うとくなりましたから。
「触れずに投げる合氣道」に藤平先生が批判的だったのは、「相手が自分に攻撃しても来ないのに、立っ
ている相手を、催眠術のように遠くから氣を送って倒す」という合氣道（？）です。合氣道というのは、
自分から攻撃しては、絶対にいけないのです。相手が自分に敵意を持たず、攻撃もしてこないのに、遠く
に突っ立っている相手を、気功のように手をササッと動かして倒す、というのは、インチキ臭いですね。
藤平先生でも私でも、「触れずに投げる合気道」は、できるんです。できるけれども、それは相手が攻撃
して来た場合に限られるんですよ。相手の攻撃してくる氣をリードして、導いてゆけば、相手に触れずに
相手を倒すことができるんです。それは相手のエネルギーを利用しているわけですね。
あなたと、お手合わせをしても構いませんが、私は今、世界平和の祈りを広めるために、お金が必要なの
で、お手合わせ一回につき、私に一千万円をお支払い下さい。昔は、聖ヶ丘道場で坐っていると、若者が
私のそばに来て「合氣道の森島先生ですか？」と尋ねてきて、「はい、そうです」と答えると、突然その
若者が、私に襲いかかってきたんです。それでとっさに私は、その若者の手を払いのけて、体をかわした
のですが、そうしたら若者は「あっ、ホントウダ！スゲエナー」と言って、一人で喜んでいるんです。
まったく失礼な若者でしたが、それ以来、「一手お手合わせにつき、十万円」を請求することにしたんで
す。私は、親にお金を借りる貧乏生活に耐えながら、食わせてあげられない為に好きな恋人とも別れて、
青春を武道にかけたんです。ですから、私の技には、数億円以上の値打ちがあるんです。プロの歌手が、
タダで歌を歌わないのと同じです。それ以来、襲いかかってきた男を地面に投げてあげて、そのせっかく
のお客様を逃がさないように、仰向けになったお客様の腹の上に片足をのせて「おそれいりますが、私は
武道家なので、一手お手合わせにつき、十万円下さい」と請求しておりました。恐喝ではありませんよ。
相手のご要望に応じて、お手合わせしてあげたんです。タダでは、お客様を逃がしませんよ。それじゃ、
レストランの食い逃げと同じでしょ。昔は安価でしたが、物価の上昇につれて、私の指導料もウナギ昇り
になったんです。タダで、私に投げてもらおうなんて、そんな虫のいいこと考えてはいけませんよ。タダ
では、もったいないから、私はやりません。(^_^)
グレーシー柔術のヒクソン・グレーシーは、けたはずれに強いですね。今は、ヒクソン・グレーシーが世
界で一番強い男だと思います。リングの世界は、相対的な勝負の世界ですから、相対的に強い者が勝ちま
す。腕ずもうでも、駆け足でも、レスリングでも固定されたルールのもとでやったら、私も負けてしまい
ます。藤平先生はともかくとして、リングの中でヒクソンと戦ったら、私も負けてしまうでしょうね。そ
うした相対的な勝負の世界の中では、私の「形のない合氣道」は、役には立たないのです。合氣道は、こ
ちらから倒すんではないのです。リングの外では、別です。リングの外では、相手が先に倒しに来たら、
必然的に、相手は誰であろうと、ヒクソンであろうと悪人となり、防御する立場のこちらが正当化されて
正義になるから、私に守護霊の力が動いて、相手を倒すことができるようになるのです。もしも相手が、
こちらに攻撃して来なかったら、私も相手を倒すことはできません。尤も、倒す必要がありませんね。
勝利感の喜びが得られる相対的勝利の道を選ぶか、それとも勝利感は得られないが、争わずして勝つ絶対
的勝利の道を選ぶか、二つに一つです。相対的な勝負の世界で、絶対的な勝利を得ることはできません。
相手を倒すことに喜びを感じているようでは、合氣道ではありませんし、絶対的な勝利を得ることは不可
能なのです。私は、勝利感は得られないが、絶対に負けない道、絶対に勝つ道、を選んだのです。世界一
強い格闘技とは、人と争わない道であるのです。
「相手の殺気を浄化する技」というのは、私が初めて説いたことではなく、五井先生から伺ったお話なの
です。その技は、「世界平和の祈り」の中から、自然に生まれてくる技であるのです。
「世界平和の祈り」一つに全力を尽くす理由
No.473 森島恒吉 1999/06/05 (土) 03:20 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｆさん、ありがとうございます。私は、Ｆさんに好意的にご回答を書いたつもりでした
が、なるほど、Ｆさんは、そのように解釈されましたか。むずかしいな〜。
「形の無い合氣道」と私が言っているように、形が無いのですから、技の形も無いのですよ。技を見せて
下さいと言われても、形の無い技では、お見せしようにも、見せられないでしょう。
私が、「相手が自分に攻撃しても来ないのに、立っている相手を、遠くから氣を送って倒すのはインチキ
臭い」と書いたことに、Ｆさんは、ご自分の信じている合氣道の流派をけなされたような気がし
て、怒ってしまったんですね。
「自分はなにもしていないのに、攻撃してくる相手が勝手に倒れる、とか、相手の殺気が消えてしまう、
のは、もっとインチキ臭いですよ」と、Ｆさんは、おっしゃっていますが、それでは、わかりや
すく、もう一度説明してあげましょうね。
合氣道というのは、自分から進んで相手を倒しにゆく武術ではなくて、自分からは攻撃することなく、相
手から攻撃を受けた時に限り、自分の身を守るために、やむなく相手を導いて投げる武術なのです。相手
が自分に攻撃をしてこないのに、立っている人を、氣を送って自分の想いのままに倒すというのは、それ
が仮にできたとしても、あまりにも、投げる人の自分勝手な想いとは思いませんか。そこに、相手に対す
る愛はありませんね。自分の欲望だけで、相手を投げているわけです。相手の体を、自分の欲望のままに
動かし投げる人が、この世に増えたら、大変なことになるでしょう。それが仮にできたとしても、そうい
う愛のない武術は、少なくとも合氣道ではないし、神の大調和の精神に反することであるのです。ですか
ら、はっきりと名前を出しますが、西野流の合氣道は、私は好ましく思っておりません。
合氣道の場合、攻撃してくる相手が、おのずと倒れるというのは、攻撃する想いは、宇宙の法則に反する
ことなので、空の境地になり、宇宙の法則にのっている人間を、倒すことができないからです。攻撃する
想念は、宇宙の調和を乱していることになりますから、自分の争いの想念が自分に返ってきて、その人は
おのずから倒れることになるのです。他人を傷つけようとしたのですから、その自分の出した想念が、時
間がたってから、自分に返ってくるわけで、それならば誰にも文句は言えません。この場合、投げ手が、
自分の勝手な欲望で、相手を投げたわけではなく、襲ってくる氣を相手に返しただけで、氣の後に体はつ
いてゆく法則の通りに、相手は喜んで倒れてゆくわけです。
これを、Ｆさんは、「もっとインチキ臭い」とおっしゃっているのですが、そう思いたければ、
ご自由にそう思って結構です。「森島先生のお考えを教えて下さい」と、Ｆさんに丁重に尋ねら
れたから、私の考えをお話ししたわけです。信じる、信じないは、あなたのご自由です。
「その技を見せるだけで一千万円も要求するなんて、霊感商法かなにかと思ってしまいます。そうなると
世界平和の祈りまで疑われてしまいますよ」と、Ｆさんは、おっしゃっていますが、「世界平和
の祈り」が疑われる、というご心配はいりません。唯一会のメンバーは、私に対して、そんなことを思う
人は一人もおりません。唯一会のメンバーは、あなたのご意見に対して、今頃おかしくて腹をかかえて笑
っていると思います。私は唯一会のメンバーに対して、一円たりともお金を要求したことはありません。
「そんなわけで、世界平和の祈りを広めよう、と考えておられるのでしたら、もっと誰にでも『形のない
合気道』を見せるようにしたほうがいいと思います。それが世界平和の祈りを広めることなのですから」
という、Ｆさんのご意見は、ありがたく承りました。
私は、若い頃は、Ｆさんと同じことを計画していたのです。世界各地を、合氣道を教えながら、
同時に「世界平和の祈り」を普及してゆくのが、私の夢でした。夢ではなく、実際に、私はフランスで、
合氣道の指導の中に「世界平和の祈り」を取り入れて、指導していたのです。
しかし、私が「世界平和の祈り」を広める中心者として働くことになった今、「世界平和の祈り」の教え
を説きながら、なおかつ、合氣道も教えて、両方の後継者や指導者をつくる、というのは、並大抵のこと
ではありません。それが「合気の技を見せるのを、もったいぶっている」と誤解されたわけですが、真剣
になればなるほど、中途半端に教える気持ちにはなれないものです。合氣道の技を弟子にすべて教えるだ
けで、少なくとも毎日三時間、稽古してもらったとして、十年間はかかります。
もったいぶっているわけではなく、私には、両方をやりたくとも、それだけの時間が、もはや残されてい
ないのです。もし、私の残された生命が、あと五年間しかないとしたら、どちらかを捨てなくてはなりま
せん。合氣道を見て、合氣道をやっている合気会の会員が、「世界平和の祈り」を必ずしも信じていない
のですから、私が、奇蹟的な合氣道を片手間にやって見せたところで、そう簡単に「世界平和の祈り」を
信じる人が増えるとは思いません。
そこで私は「世界平和の祈り」一つの普及に全力をかけているわけです。今の私は、白光真宏会の単なる
一会員ではなく、「世界平和の祈り」の中心者であるのです。五井先生の後継者として、五井先生の教え
を後世に伝えなくてはなりません。その一事で、現在の私は手一杯であるのです。
謎々の入学試験
No.476 森島恒吉 1999/06/05 (土) 19:20 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｆさんのご質問にお答えします。
［質問］
形のない合気道に10年もかかるというのがよくわかりません。 形のある合気道なら練習しなければなり
ませんが、形がないのに何を練習するというのでしょうか？森島先生も「合氣道の場合、攻撃してくる相
手が、おのずと倒れるというのは、攻撃する想いは、宇宙の法則に反する ことなので、空の境地になり
宇宙の法則にのっている人間を、倒すことができないからです」といわれますように、形のない合気道は
宇宙の法則なのでしょう。それなら合気道を10年も練習する必要はないのであって、空になるための修業
をすればそれで充分のはずです。世界平和の祈りをすればそれで「形のない合気道」になってしまうので
はなかったのですか？
［お答え］
世界平和の祈りをすれば、それで「形のない合気道」になってしまう、とあなたも理解しているではあり
ませんか。その上に、私に何を尋ねたい、というのでしょうか。あなたは、「形の無い合氣道を見せてほ
しい」とおっしゃったでしょう。それに対して、私は「形の無い合氣道」は技の形が無いのだから、見せ
ることはできません、と二度ばかり、お答えしたはずです。それでも、「（形を）見せてほしい」とあな
たが言うのですから、それは「形のある合氣道」のことでしょうから、「形のある合氣道を教えるには、
十年はかかる」という意味で書いたのです。「形の無い合氣道を教えるのに、十年かかる」とは書いてお
りません。
［質問］
前にも書いたように流道にも似た技がありますが、流道の場合は合気道を知らない人であっても、この技
を使えます。誰でも空の境地になりさえすればいいんです。 これだけで、攻撃してくる相手は勝手に倒
れてしまいます。だって、それが宇宙の法則なんですから。森島先生の「形のない合気道」の場合、「世
界平和の祈り」以外に一体何を練習する必要があるのでしょうか？
［お答え］
あなたは、氣の研究会で、合氣道を稽古したはずですし、氣圧療法士の資格もお持ちなのですから、藤平
先生の合氣道も当然ご存じのはずですが、「相手の氣を心で導いて、手を触れずに相手を倒す」という技
は、習わなかったのかもしれません。最近は、藤平先生ご自身が、合氣道を教えることはないからです。
あなたは、「流道では、攻撃してくる相手は勝手に倒れてしまう」とおっしゃっているのですから、それ
ができるのならば、それで充分ではありませんか。誰でも空の境地になれて、あなたも当然、空の境地に
なれて、攻撃してくる相手を倒せる、というご自信があるようですから、それほどの達人のあなたならば
何も私に学ぶ必要はないではありませんか。
［質問］
それから「見せるだけで一千万円」のお話ですが、どう考えてもこういう料金は法外だと思いますよ、こ
んな法外な料金を要求するのは、霊感商法か詐欺師くらいのものです。唯一会のメンバーは疑わないとし
ても、それ以外の人が疑いますよ。もちろん、世界平和の祈りを広めるため、お金が必要なのはわかりま
す。しかし、そんな法外なやり方で集めた金で、たとえ世界平和の祈りが広がったとして、それで森島先
生は心から喜べるのでしょうか？
［お答え］
当然、あなただけでなく、ほとんどの人は、「見せるだけで、一千万円」と私が言ったら、霊感商法か詐
欺師だと思って、私を疑うでしょうね。そんな私の霊感商法（？）に、ひっかかる人は、何人いるでしょ
うかね。あなたも、私の霊感商法（？）にひっかからなかったのですから、おそらく、ひっかかる人は、
一人もいないのではありませんか。ですから、ご心配はいりませんよ。（笑い）
「森島先生、ぜひ合氣道の真髄を教えて下さい。森島先生の合氣道には、数億円出しても、お金では買え
ないほどの価値があると、私は思います。一千万円を今は、一度に支払えませんが、分割でも一生かけて
でも授業料をお支払いしますから、森島先生、ぜひ、私に合氣道の真髄を教えて下さい」と私に謙虚に教
えをこう若者が現れたら、その時は、私はどんなに忙しくても、その若者に私の知っているすべてを無料
で教えてあげるでしょう。あなたは、私の謎々の入学試験に落第したわけです。
老子の無為の教えとは？
No.478 森島恒吉 1999/06/07 (月) 15:55 富士宮市
世界人類が平和でありますように
五井先生の「老子講義」をお読みになった方は、老子の説く無為について、その意味は知識としてはご存
じと思いますが、無為について体験として知っている人は、まだまだ少ないようです。そのために、「何
もしようと思わないで、できるはずがない」「何もしないで、できるわけがない」「成功するには、欲す
る物を強く念じなければ、得られるはずがない」「何かをしよう、と思ってこそ、成功できるのだ」「私
はできる、と思わなければ、できない」「私はやってみせる、と思わなくては、できるものではない」と
いう発想が出てくるのです。このような発想をする思想家は、無為の境地を知らないからなのです。
無為とは、釈尊の説く色即是空・空即是色と同じ境地のことなのですが、釈尊は業想念を無くす法を説い
ているのに対して、老子は自力の行為を徹底的に否定しているのです。インドから釈尊の教えが中国に入
ってきた時、翻訳者が釈尊の教えを中国語に翻訳する段階で、老子の教えをたくみに取り入れたので、仏
教を学んだ法然親鸞は、同時に老子の教えも学んで、他力に徹したのです。
ふつうの人間は、「こうしよう、ああしよう」と思いながら生活しているわけですが、心臓が「動け、動
け」と念じなくても、自然に動いているように、本来は知恵も、行為も、瞬時にして必要な時に応じて必
要な知恵が湧いてきて、適切な行為ができるようになっているのです。想念と行為の間に、一瞬の隙もな
いのです。神体から伝わってくる神智が、なんの業想念のさまたげもなく肉体に伝わってくるのです。つ
まり、思った時には、すでに行なっているのです。
この無為の境地にいる人は、宇宙の法則にのっているので、無為の境地にいる人を傷つけようとする者は
おのずと倒れてゆくのです。たとえば、ふつうの常識では、相手が拳で自分の腹を殴ってきた場合、それ
をかわしてよけるわけですが、無為の境地になった人は、自分の体を少しもかわさなくても、微動も動か
さずして、殴ってきた相手の拳が、自分の体に触れる前に方向転換して、それて行ってしまうのです。相
手の拳の殴ってくるスピードが、早くなればなるほど、ちょうど野球の投手が、カーブのボールを投げた
ように、ククッーと相手の拳がカーブを描いてそれてゆくのです。
こんなことは、ふつうの人は、とても信じられないと思いますが、欲望想念を無にし、自力想念を無にし
て、守護の神霊に全託しますと、自己の波動が微妙になってゆき、業想念の粗い波動を受けなくなり、こ
うした奇蹟的なことが次々と起きてくるのです。この素晴らしい境地を教えようと、老子は無為の教えを
説いたのです。無為とは、ただ単に何もしないで、ぼんやりと怠惰に過ごしている、ということではなく
て、自力で行為をしない、という意味なのです。
しかし、「自力でするな」と言われても、なんのことかわかりません。それは言いかえますと、「自力を
使わず、守護の神霊に全託して生きなさい」という教えであるのです。守護の神霊に全託しますと、「無
為にして為す」、自力ではなく、絶対力である神力で為すようになり、「為さずして成る」、自力で為さ
ずして、神のみ心が自然法爾に現れてきて、必要な物事がすべて成就されてくるのです。無為とは、神の
力なのですから、「無為にして成さざるは無し」、無為の境地になりますと、「こうしよう、ああしよう
と」と自力で念じなくとも、できないことは何も無い、という自由な境地になるのです。
その素晴らしい無為の境地になるには、いつも申しておりますように、守護の神霊に感謝し「世界平和の
祈り」を祈りつづけることなのです。「世界平和の祈り」を祈りつづけてゆきますと、力まずとも、ひと
りでに、神のみ心にかなった愛と調和の行ないが、できるようになってくるのです。
老子さん、ありがとうございます。
世界人類が平和でありますように
無為の境地に至る法
No.480 森島恒吉 1999/06/08 (火) 05:10 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。反省は毎日必要ですけれど、罪を悔い改めるざんげは、一回でよろ
しいのです。Ｋさんは、守護霊様のお働きを知らなかった罪が消えたのですから、もう、ざんげする
必要はありません。守護霊様への感謝のお祈りをつづけていれば、それでかまいません。
［質問］
以前は、凡夫には、まったく行き着くことが出来ないであろう、と感じておりました「無為の境地」です
が、 森島先生に説明をして頂けると、ひょっとして、私などでも正しい祈りとしての統一を深く深く深
くやっていけば、ひょっとすれば今生で行き着くことも、無理とは言えないかもしれない、と思ってしま
ったのですが、、、（甘い考えでしょうか？）このような境地に行き着くために、私の場合、祈りを日々
行ずることに加えて、どのようにすればよいでしょうか？（自転車に乗りながらの世界平和の祈りと「守
護霊様、お願いします。」もやっています。）
［お答え］
老子の教えの「無為の境地」の解説と、日常生活の中で、どうしたら無為の境地に近づいてゆけるかを、
具体的に申し述べることに致しましょう。
以前、私は白光真宏会の中でも古い講師に、「老子は、無為になることを説いているのに、昌美先生は
『このような行をしなさい、あのような行をしなさい』と、老子の無為の教えとは、まるで逆なことを、
おっしゃっています。○○講師は、無為とは、どういう意味だと、お考えですか？」と質問したことがあ
りました。その頃には、私はすでにすべてを知っておりましたが、その古い講師のお考えを知りたくて、
そんな質問をしたのです。
すると、その講師は「老子の教えは高過ぎて、私たちにできることではありません。無為の教えは、むず
かしくて誰にも理解できませんし、なれるものでもありません。ですから、私たちは、昌美先生の教えを
やっていればいいのです」と、訳のわからないお答えが返ってきました。納得のできるお答えではありま
せん。しかし、集会の中で、それ以上追求すると、講師に恥をかかせることになると思い、私は黙ること
にしました。会の中で指導的な立場にあった古い講師でさえ、このような理解の程度なのですから、ほか
の講師も、似たりよったりの答えしかできないと思います。
老子の「無為」の意味を知っている人は、案外少ないのです。老子は、道徳経の中で、「聖人は…」と常
に聖人の生き方を説いているのですから、その聖人の行為を実行しようとすれば、それは大変な難しい行
となります。ところが、老子は、「わしは聖人の生き方を指し示しているが、そうなるための方法を『無
為の教え』として説いている。『こうしなさい、ああしなさい』と念じてやるのは難しいが、『自力で何
もするな』というのだから、わしの教えほど、実は易しい教えはないのだ」と説いているのです。
老子道徳経が難しい漢字で書かれていることもあって、現代人には、初めから難解な書物として敬遠して
しまう人が多いのですが、この書で一貫しているのは、「自力で想うな、自力で行なうな」という徹底し
た自力否定の教えなのです。肉体知の自力で、どんなに力んで成功したところで、神智による成功に比べ
れば、雲泥の差であるのだから、自力で物事をなそうという想いを捨て、宇宙根源から湧きいずる絶対力
によって、物事をなしてゆきなさい、という教えであるのです。
………………………………………………………………………
老子の自力否定思想は、次の教えに表れています。
【老子】吾（われ）、あえて主（しゅ）とならずして、客（かく）となる。（吾不敢為主而為客）
［解説］自分は、自力の想いで、敢えて無理に攻めるようなことは、一つもない。お客様として招かれた
ように、私は常に天にまかせて、天の心のままに守る行為をしているのである。
【老子】あえて天下の先（せん）と為らず。ゆえによく器長（きちょう）をなす。（不敢為天下先。故能
成器長）
［解説］また、自己の知恵能力を頼んで、天下の先頭に立とうとするようなことはしない。欲望を持たぬ
から、誰もがその大きな心に引き入れられて、どんな多くの人々も統括できる長官になることができるの
である。
【老子】多言（たげん）なれば、しばしば窮（きゅう）す。中（ちゅう）を守るにしかず。（多言数窮。
不如守中）
［解説］天地は無限の力を持っているけれども、その力は常に宇宙の法則にのって、出されているのであ
り、やたらに出せるだけ出しているものではない。ところが人間は、自己の与えられた能力をわきまえず
に、「私はできる」とおしゃべりをしていると、嘘をつくことになり、信用がなくなって、しばしば窮地
に陥ってしまうものである。だから、話す場合も、自力で自己の能力を超えた無理なことを話すのではな
く、中庸の道を守って、正直に自己の能力の範囲で話さなくてはならない、と言うのです。
【老子】みずから為さず。（不自為）
［解説］「自力でなさず」という意味で、ここに自力否定の思想がはっきりと表れています。
【老子】為さずして成る。（不為而成）
［解説］「自力でなさずとも、自然の力によって物事が成る」という意味です。自力でやらなくては、で
きない、とほとんどの人間は考えているわけですが、自力の想いを使わなくとも、自然に成る境地がある
というのです。
【老子】聖人は、為すこと無し。ゆえに敗るる無し。（聖人無為。故無敗）
［解説］「聖人は、自力でやることはない。常に天意のままに自然に行なっている。だから、失敗するこ
ともないのだ」というのです。
………………………………………………………………………
自力否定ということは、言いかえると、天意にまかせる、宇宙自然の道にまかせる、という他力の生き方
を強く主張しているわけで、老子は、自力否定論者であり、他力肯定論者なのであります。自力を否定す
ることによって、他力の生き方を強く肯定しているのです。法然親鸞の他力の教えが、他力そのままを素
直に説いた教え方であるのに対して、老子は自力を徹底的に否定することによって、他力の素晴らしさを
強調し、「天に任せよ」と他力の道を説いているのです。無為とは、自力否定道であり、つまりは他力道
にほかなりません。そう考えれば、法然親鸞の念仏の他力易行道と同じなのですから、今まで難解と想わ
れていた老子の教えが、ぐんと身近になり、わかりやすくなってくると思います。
この無為の境地に至るためには、守護の神霊に全託する「世界平和の祈り」の道が、やはり最もやさしい
のです。この境地に行き着くために、「世界平和の祈り」以外の特別な行法をやる必要は、ありません。
この世の人生を生きてゆく上で、何も目標を持たず、何も計画を立てないで生きてゆく、というわけには
いきませんから、目標や計画を立てても良いのです。但し、「世界平和の祈り」を祈ってから、目標や計
画を立てるようにすることが、肝心なのです。一度お祈りをして、守護の神霊に全託してから、頂いた目
標や計画は、自力のものではなく、神様からいただいた目標や計画となるからです。また、一度立てた目
標や計画も、日々「世界平和の祈り」の中に入れて、頂き直しておりますと、過去において定めたことに
把われず、臨機応変に目標や計画を、現在の状況に合わせて、より優れた目標や計画に変更できるように
なるのです。そうした自由自在の生き方は、「世界平和の祈り」の中から生まれてくるのです。
「守護霊様、あなたさまのみ心のままに、私の人生を設計して下さい」
「守護霊様、私の天命が完うされますように、目標計画をお授け下さい」
こうした祈り心で、自分の目標や計画を一度、神のみ心にお返しして、神のみ心の中で浄化していただき
神から改めて自分の目標計画をいただき直すのです。このように祈りながら目標を達成してゆくうちに、
いつしか無為の境地に達して、聖人、大人物となることができるのです。これが日常生活そのままで、常
識的に生きながら、しかも無為の境地に至ることのできる易しい方法であるのです。
世界人類が平和でありますように
孔子と老子
No.481 森島恒吉 1999/06/11 (金) 01:25 富士宮市
世界人類が平和でありますように
五井先生が、論語で有名な孔子（こうし）よりも、老子（ろうし）を高く評価しているのは、孔子の教え
は宗教ではなくて修養の教えであって、自力の範囲を超えてはいないからです。孔子には「徳を積まねば
ならない、徳を積もう」という意識があるのですが、老子は「徳を積もうと思って、徳を積むのは、為
（ため）にする行為であって、そんな行為は下徳というのだ。何も報いを求めず、何かを得ようとも思わ
ずに、為（ため）にしないで純粋に愛する行為こそ、上徳というのだ」と無為自然（むいじねん）の生き
方を説くのです。
老子は、孔子の教えを明らかに批判していると思われる文章があります。老子は「仁や義をも、捨てなさ
い。人間最高の境地になろう、という想念があるうちは、そう成り切ってはいないのだから、そこには、
それだけのマイナス面が出てくる。義の心になり、仁の心に成りきっていれば、今さら義の人になろう、
仁の心になろうということもない。愛深い人間になろう、と思っている間は、まだ愛深い人間にはなって
はいないし、正しい心を持とう、と思っている間は、その人は正しい人間には成りきってはいないのだ」
と説いて、孔子の仁義の教えを批判し、無為自然の道を説いているのです。
「自分がいかに感謝しているかを、人に見せるために、やたらに感謝、感謝と形式的に感謝行をして見せ
たりするのは、自力の感謝行であって、真実の心から出た感謝ではない。『神の子になろう』として『私
は神の子である』と唱えていても、まだ神の子に成りきってはいないのだから、そこに様々なマイナス面
の弊害が出てくる。そのように、『感謝の心を得よう』『神の子になろう』としている間は、真実の感謝
の心境にはなれないし、永劫に神の子にはなれないのだ」と老子は説いているのです。
「何をしよう、どう生きよう、どんな人物になろう」という想いがなくて、どうしてできるのか、どうし
てなれるのか。できるわけがないではないか。理想の人物像になれるわけがないではないか。と普通人は
誰しも思います。そこで「老子の教えは、わからない」ということになるのです。
「そう成ろう、という想念があるうちは、そう成り切ってはいないのだ」
今日は、この言葉だけを理解すれば、よろしいでしょう。
永遠の生命を考える
No.483 森島恒吉 1999/06/11 (金) 15:16 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｔさん、ありがとうございます。先日の「清濁合わせ呑む」論は、若者向けです。若い頃から、年寄
りみたいに、悪に妥協することを覚えて、正義感がなくなっては、だめだ、と書いたわけです。実際には
正義感を押し通そうとしても、社会の悪に負けてしまうことが多いものです。しかし、若い人は、負けて
も負けても、正義感を通すくらいの勇気を持たなくてはだめです。五井先生は、若い頃は、「上司と刺し
違えてでも、自分の正義を主張する」ほどの強い正義感を持っていたのです。
しかし、正義感を持った若者も、だんだんと社会経験を積むにつれて、否応なく社会の濁に妥協してゆか
ざるをえなくなります。濁にある程度妥協しなくては、いつも怒らなくてはならないからです。私は、高
校生の頃、地下鉄で新橋駅から青山一丁目駅まで通学していたのですが、早朝のせいもあり、車内でタバ
コを吸っている乗客がいるわけです。私は、自分がタバコ嫌いなせいもありますが、正義感から、同じ車
内でタバコを吸っている人を見ると、遠くに居るのに、わざわざそこまで歩いて行って、「タバコを吸わ
ないで下さい」と注意して歩いたものです。それが三年間、続いたんですよ。もう、うんざりしてしまい
ました。どんなに注意しても注意しても、タバコを吸う人が減らないのですから。
道にポイとガムを捨てたり、タバコの吸殻を平気で道に捨てる人の無神経にも、あきれますよね。そうい
う人を注意して東京の街を歩いていたら、自分の勉強や仕事はできなくなってしまいます。家出少女を食
い物にする悪いヤツラから、少女を助け出そうとしたら、毎晩、新宿の繁華街や上野駅のそばを歩かなけ
ればなりません。たった一人の正義感で、この世の悪を浄めることができるほど、この世の悪は、なまや
さしいものではありません。アメリカでも、民間人が自由に拳銃を持てるために、拳銃による殺人事件が
数分に一件と起きていますが、それでも拳銃所持は、なかなかなくなりません。
社会の悪がなかなか無くならないように、会社や職場の中でも、不正なことや汚いことが多くあって、正
義感の強い人は、辛いことが多いわけですが、ある程度、会社の悪にも妥協しませんと、その会社で生き
てゆけませんし、会社で生きてゆけなければ、自分の家族を養ってゆくことはできないのですから、会社
の方針に妥協してゆくほかはありません。ですから、濁に溺れても、その人を責めることはできません。
しかし、そのままでは、ふつうの人と同じ生き方になってしまいます。悪に妥協したように見えても、そ
の場を浄め、会社を浄め、社会を浄めてゆく方法があるのです。それが祈りなのです。
守護霊さま、あの人が正しい人になりますように。
守護霊さま、私たちの行為が正しいものとなりますように。
守護霊さま、会社の人たちの行為が正しいものとなりますように。
守護霊さま、社会が正しくなりますようにお浄め下さい。
守護霊さま、会社の人たちの天命が完うされますように
と、このように祈ることです。そうすれば、濁った行為を共にしながらも、自分の心を浄め、その場を浄
めることができます。会社の地位も大事ですが、あの世は永遠なのです。この世の地位は低くても、正し
い行為をしていれば、あの世の地位がうんと高くなると思えば、濁におぼれず、清に生きることができま
す。この世のことだけを考えれば、刹那的に悪いことをしてでも、人に迷惑をかけても、快楽を追ったほ
うがよいことになります。しかし、この世はまるまる苦しんでも、正しい行為をして、永遠の幸せを得た
ほうがよいのです。このように来世の幸せを考えれば、濁に溺れずに、清を通すことはできるわけです。
他力道の他力行
No.485 森島恒吉 1999/06/12 (土) 17:21 富士宮市
世界人類が平和でありますように
積極思想というのは、「これをすることができる」「これをしよう」「これをしなければならない」「こ
れを心に描かねばならない」「成功を疑ってはいけない」と積極的思考を念じてから行動し、消極的な想
いについては、「これを思うまい」「これはするまい」と思って、しないようにするわけです。この方法
以外に、成功する方法はない、と普通人は考えるわけです。
ところが、老子は「そんな積極的生き方（ポジティブシンキング）など、まだまだ不自由な生き方であっ
て、強い生命力を発揮することはできない。これをしなければならない、これを心に描かなくてはいけな
い、これを思わなくてはならない、これをしてはいけない、これを思ってはいけない、という想念がある
うちは、自分の自由を束縛しているのだから、不自由なのである。これをしなければならない、これをし
てはならない、という想念がある間は、真実の自由は得られない。無為とは、そうした想念で行為するの
ではなく、本心そのものが行為となって現れる生き方を言うのだ」と説くのです。
朝は起きねばならない、学校へ行かなければならない、会社へ行かなければならない、勉強をしなければ
ならない、仕事をしなければならない、この知識をおぼえなければならない、誰かに会わなければならな
い、どこかへ行かなければならない、掃除をしなければならない、洋服を買わなければいけない、お金を
儲けなければならない、お風呂に入らなければならない、夜は寝なければならない…もう、うんざりする
ほど、私たちの日常生活は、「ねばならぬ」という想念でがんじがらめになっています。この上に、宗教
の「ねばならぬ」行事が加わったら、宗教をやったがために、ますます不自由になってしまいます。
もし、この「ねばならぬ」という想念がなくて、自然に行為できたら、どんなにか楽しい人生となるでし
ょう。自然に起きたい時に起き、自然に学校や職場に行き、自然に勉強して、自然に遊びたい時には遊ん
で、自然に好きな時に好きな所へ行けて、自然に食べたい時に食べたい物を食べて、自然にお風呂に入り
たい時に入って、自然に寝たい時に寝る。それでいて、社会の秩序を乱すこともなく、人並み以上の豊か
な生活ができる。それが欲望のままの生活ではなく、神のみ心のままの無為の生活になっているのです。
頭でいちいち考えて、心を働かせて、事に当たらなければならぬと、人々は長い間思いこんできているの
です。それが人間の当然の在り方だとされているのですが、老子は、「肉体頭脳の小知才覚では、この三
界の苦の境界を抜け出ることはできないのだから、欲望想念に把われず、空の境地に成りきりなさい、空
の境地から光明心がそのまま現れてくるのだ。空の境地になれば、『これをしなければならない、あれを
しなければならない』という義務感や強制感からではなく、すべての行為について、自由自在におのれの
本心の欲する通りになんでも現わすことができて、本心の欲する通りに行為することができるのだ』と無
為の境地の素晴らしさを説いているのです。
ところで五井先生は「老子講義」の中で、「無為とは、これをしなければならないと思って、するのでは
ない」と説きながら、別の箇所では「私たち日本人は、ひたすら、世界完全平和達成の道を、只一筋に進
みつづけてゆかねばならないのです」というふうに、「ねばならない」とも書かれています。この一見す
ると、矛盾と思われる二つの文を、どのように解釈したら良いのでしょうか。
その矛盾を解きあかしますと、無為の境地になりますと、自由自在に行動できるのですが、その無為の境
地になるためには、その前に「守護の神霊に全託しなければならない」という他力の行が必要である、と
私は考えるのです。他力道というと、「神さまにおまかせて、自力で何もしないこと」と解釈してもよい
のですが、神さまにお任せする行が存在することを忘れてはなりません。神さまに他力する行を、他力行
というわけです。他力道には、行が全くないわけではないのです。
といって、他力道の他力行なのですから、もちろん難しい方法ではありません。「世界平和の祈り」に全
託する行が、今日の他力行であるのです。無為にして成す、境地になるためには、「世界平和の祈り」を
祈らなくてはなりません。しかし、「これをしなければならない」と思うのは、「世界平和の祈り」一つ
だけでよいのですから、非常に楽な行です。その他力行について、釈尊は弟子の阿難に対して、どう説い
たのか、「浄土三部経」を読み解いてゆくことにしましょう。
新しい質問［天と地をつなぐ者］
No.486 森島恒吉 1999/06/12 (土) 17:33 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさん、ありがとうございます。
もう、やってしまったの。それでは、新しく問題を出しましょう。
「天と地をつなぐ者」というタイトルが非常に重要なキーワードなんです。
（１）「天と地をつなぐ」とは、どういう意味なのでしょうか？
（２）五井先生の奥さまになる美登里さんが、五井先生とのデートの時に、生長の家の教えについて、疑
問を持って、五井先生に質問する箇所があります。それに対して、五井先生は、わかったようなわからな
い答え方をしました。さて、美登里奥さまは、生長の家の教えのどの点について、「わからないわ」と鋭
く五井先生に指摘したのでしょうか？
天と地をつなぐとは？
No.488 森島恒吉 1999/06/13 (日) 00:21 富士宮市
世界人類が平和でありますように
Ｋさんのお答えは正しいのですが、ほかにも答え方があるんです。
（１）「天と地をつなぐ」とは、どういう意味なのでしょうか？
天は（本体）、地は（肉体的人間）、という意味のほかに、天と地には、もう一つの意味があります。
そのもう一つの意味とは、どんな意味でしょうか？
（２）五井先生が「人間の実相は、完全な神の子なのだが、人間が迷って種々な悪い想念を出して、ひと
りで悩んでいるんですよ」の話をした時、美登里奥様は、どのように答えたでしょうか？
（３）生長の家の教えの欠陥を、箇条書きにしてまとめて下さい。
「天と地をつなぐ者」テスト/続編
No.490 森島恒吉 1999/06/13 (日) 02:30 富士宮市
世界人類が平和でありますように
（１）テスト
「天と地をつなぐ」とは、もう一つの意味があるのです。ヒントをあげましょう。
もう一つの天とは、「理想」という意味です。それに対する地とは、どういう意味になるでしょうか？
すると、天と地をつなぐとは、どういう意味になるでしょうか？
（２）ＯＫ
美登里奥様の五井先生への質問は、味わい深いものがあります。わざわざＫさんに書いていただいた
のは、白光真宏会の皆さんにも、この美登里奥様のお言葉を知ってほしいからなのです。
一方で「私は神の子である」と神の子完全円満を宣言しながら、他方で「あなたの運命が悪いのは、悪い
想念を出したからなのですよ」という心の法則の教えを行じていた五井先生に、美登里奥様が矛盾を指摘
しました。現在の白光の会員の皆さんも、昔の五井先生のやっていた矛盾した行為を、今もやっているの
です。この二つの教えに、矛盾を感じてほしいのです。
（３）テスト
生長の家の教えには、二つの思想があります。一つは「人間の実相は完全円満であり、老病貧苦などとい
う、そんなものはないのだ」という人間本来完全円満論ですが、もう一つの思想とは何か、書き出して下
さい。そして、五井先生は、その二つをどのように変えたのか、を書いて下さい。
「世界平和の祈り」一つに単純化した五井先生の教え
No.494 森島恒吉 1999/06/13 (日) 17:47 富士宮市
世界人類が平和でありますように
（１）のお答え…ＯＫ
やっと分かりました。地とは天の「理想」に対して、「現実」を意味します。よって、天と地をつなぐと
は、理想と現実をつなぐ、つまり、天の理想を地に実現するという意味になると思います。
その通りです。「天と地をつなぐ者」とは、神我一体を意味するものですけれども、もう一つの深い意味
が隠されていて、それが「理想と現実をつなぐ者」という意味であるのです。生長の家の理想に片寄った
真理の教えでは、理想と現実がつながらなかったのです。
「私は神の子である。あなたも神の子である。自分もあなたも、完全円満であり、病気無し、不幸無し、
悪無し」という生長の家の実相論は、初めは喝のように素晴らしい効果を与えるのですが、しだいに数年
もたってくると、いつまでも神の子にならない自分にいらだってきたり、自分に嘘をつき、人に嘘をつか
なくては、やってゆけないことに心苦しくなってくるのです。さほど正直でない人は、自分の魂のありか
も知らずに、神の子になるどころか、偽善の皮を厚くしてゆくき、偽善者へと転落してゆくのです。真理
の教え、実相論が、理想に片寄っていたがために、現実へとつなぐことができなかったのです。
釈尊やイエスキリストも、素晴らしい真理を説いていたのですが、真理の言葉をずばりと言われても、一
般民衆が現実に実行するには困難な教えであったために、釈尊やイエスの教えでは、世界平和を実現する
ことはできなかったのです。天の理想と地の現実をうまく結びつける教えが、現代になってどうしても必
要になってきて、五井先生の「消えてゆく姿」の中庸の教えが現れたのです。この「消えてゆく姿」の教
えによって、理想と現実が一つにつながったのであり、「心の法則」を捨てることができて、矛盾のない
中庸実相論だけの一元論にすることができたのです。これが五井先生の教えの最大の特長であるのです。
（３）の答え（Ｋさんのお答えでＯＫ）
生長の家の教えにある「人間の実相は完全円満であり、老病貧苦無し」という実相論の一つの思想の他に
ある、もう一つの教えとは、「心の法則」（想念の法則・因縁因果の法則）のことです。
「心はすべての創造者であり、人間の想念する通りに事物は出来上がるのである。人間が現在苦しんでい
るのは、人間の想念が悪かったのであり、誤っていたのである。悪を想えば悪が現れ、善を想えば善が現
れる。あなたが今病んでいるとするならば、それはあなたの心の中に、行ないの中に、病む原因があるの
である。すべては、あなた自身の責任なのである。あなたの心の影なのである」という教えなのです。
皆さん、この教えと同じ文章を、どこかで読んだ気がしませんか？最近の白光誌の中で…。
Ｋさんは、「時間的経過」という五井先生の文章を、よく見つけましたね！えらい！素晴らしい！
Ｋさんの解説の通りです。
心の法則は、相手のためと言いながら、結局は、相手を責める道具になってしまう、という欠陥があるこ
とを五井先生は悟り、心の法則の教えは、きっぱりと捨て去ったのです。「業想念が消えてゆくと共に、
本心本体が現れてくるのだ」という中庸実相論があれば、本心本体が現れてくるのですから、心の法則が
必要なくなるわけです。
生長の家にあった「理想に片寄った実相論」と「心の法則論」の二つの矛盾した思想を、五井先生はまず
「心の法則論」をきっばりと捨て去り、「理想と現実をつなぐ中庸実相論」一元論へとまとめたのです。
しかし、未来は必ず善くなる、とわかっていても、人間は現実の救いを欲するものです。そこで現実の救
われの方法として、阿弥陀仏信仰と同じに、守護の神霊にすがることを教えて下さったのです。
守護霊様が、あなたを二十四時間見守っていて下さって、今のあなたの悩みに、今、すぐにアドバイスし
て下さるのです。今、どうしたらよいのか、今、あなたがなすべき、最良の判断を下してくれるのです。
この守護霊様のお導きに、素直に従っていれば、自然と運命が開けてくるし、おのずと良い人との出会い
もあるし、幸せで順調な人生を暮らせることになるのです。この守護霊への感謝の祈りに、行法を一つに
単純化したのが、五井先生の教えであるのです。
白光真宏会ができた時には、
「守護霊様、守護霊様、ありがとうございます。守護神様、守護神様、ありがとうございます」
という祈りだけだったのです。この祈りさえしていれは、「私は神の子である」と無理に宣言をしなくて
も、いつしか自然に、誰でもが神の子の本体を、完全に現わし得るようになるのです。そして、個人人類
同時成道の祈りとして、一つに単純化した「世界平和の祈り」が完成したのです。
老子と釈尊
No.495 森島恒吉 1999/06/14 (月) 12:42 富士宮市
世界人類が平和でありますように
老子の教えが、浄土門指導者にどのように受け入れられ、過去の浄土門修行者たちは、どのような他力行
をしたのか、「孔子と老子」につづき、「浄土三部経」を読んでみましょう。
「無量寿経」には、釈尊の阿難への法話として、阿弥陀仏となる前の法蔵（ほうぞう）菩薩の四十八願が
述べられています。そして阿弥陀仏と浄土の姿を釈尊は説き、阿難も「われ、この法を疑わず。ただ、将
来の衆生のために、その疑惑を除かんと欲して、ことさらにこの義を問いたてまつるのみ」と釈尊に尋ね
ています。阿弥陀仏は、無量寿仏ともいわれるので、無量寿経とつけられているわけです。阿弥陀仏の住
む浄土を称して、釈尊は「無為自然（むいじねん）の世界である」と説いているのです。
釈尊が、老子の言葉を説いているというのは不思議なことで、これはもちろん、インドの古代語（サンス
クリット語）を中国の漢文に翻訳するときに、翻訳者が老子の教えに造詣が深く、翻訳するのに適当な言
葉が見当たらなかったこともあるでしょうが、その時の無名の翻訳者が、釈尊の空の境地と、老子の無為
の境地が同じ意味と価値を持っていることを確信していたからなのです。こうして仏教に、老子の思想が
巧みに取り入れられたことによって、阿難の他力門が、中国において、よりはっきりとした形になってゆ
くのです。老子の「自力否定論」が加わったことにより、仏教の「他力道」が強力な力を得たわけです。
他力行の始まり/「南無阿弥陀仏」と唱えた阿難
No.496 森島恒吉 1999/06/15 (火) 02:46 富士宮市
世界人類が平和でありますように
仏、阿難に告げたもう
「無量寿仏、威神（いじん）きわまりなし。十方世界の、無量、無辺、不可思議のもろもろの仏、如来、
称歎（しょうたん）せざる者なし」
というように、釈尊は、阿難に対して無量寿仏（阿弥陀仏）の神力を称賛しているのです。
仏、阿難に告げたもう
「汝よ、たちて衣服（えぶく）をととのえ、合掌し恭敬（くぎょう）して、無量寿仏を礼（らい）したて
まつれ。（そのゆえは）十方国土の、もろもろの仏、如来、常に共に、かの仏を称揚し讃歎（さんだん）
すること、無著（むじゃく）、無礙（むげ）なる（言説）をもってすればなり」
次に釈尊は、阿難に対して、「無量寿仏（南無阿弥陀仏）を礼拝しなさい」と勧めます。
ここに阿難、たちて衣服をととのえ、身を正しくし、面（おもて）を西にし、恭敬（くぎょう）し合掌
し、五体投地（ごたいとうち）し、無量寿仏を礼したてつまりて、もうして言う
「世尊よ、願わくば、（われ）かの仏の安楽国土（あんらくこくど）と、およびもろもろの菩薩、声聞
（しょうもん）の大衆を見たてまつらん」
釈尊に勧められた阿難は、言われた通りに西に向かって、無量寿仏を礼拝し、「できますならば、仏さま
の安楽国土の様子と、その平和な国に住んでいる菩薩さまのお姿を見せて下さい」と願ったのです。
この語を説きおわるや、その時、無量寿仏、大光明を放ちて、あまねく一切の諸仏の世界を照らしたも
う。…その時、阿難、すなわち無量寿仏を見たてまつるに、威徳（いとく）巍々（ぎぎ）たること、須弥
山王（しゅみせんのう）の、高く一切のもろもろの世界の上に出（い）ずるがごとし。相好（そうごう）
（より放つ）光明、照曜（しょうよう）せざることなし。
すると、阿難がそう言い終わったかと思うとすぐに、無量寿仏が大光明を放って、諸仏の世界を黄金の光
で照らし出して見せて下さったのです。無量寿仏のお姿の威徳は、天に達するほどの最も高い山のように
気高く、そのお姿から発する光明は、無限の仏国土を照らし満たすほどのものであった、というのです。
法蔵菩薩の四十八願の十七番目に「…わが名を称（たた）えずんば、正覚（しょうがく）を取らじ」とい
う誓いがあるのですが、これはいいかえると、「仏として、わが名を唱える、すべての者を救う」という
意味で、十八番目には「十方（じっぽう）の衆生（しゅじょう）、…わが国に生まれんと欲して、乃至
（ないし）十念（じゅうねん）せん。もし、生まれずんば、正覚を取らじ」とあります。やはりこれも、
「わが名を唱える者はみな、極楽往生を遂げさせてあげよう」という意味で、この二つは、四十八願の中
でも特に浄土門の拠り所となる教えで、法然は第十八願を「念仏往生の願」とし、「本願中の王」と呼ん
でおります。また、阿難が釈尊に言われて「南無阿弥陀仏」を唱えたとされますが、これが他力の始まり
であったのです。親鸞は、「南無不可思議光如来」「帰命尽十方無礙光如来」とも称しましたが、無量寿
仏（阿弥陀仏）のはかりしれない大光明や功徳の力を言い表したかったのでしょう。
現代において「世界平和の祈りを祈るところに、救世の大光明が現れる」と五井先生が説かれているのは
「阿弥陀仏の名を唱えると大光明が現れる」という仏典と同じ原理であり、世界平和の祈りは、阿弥陀仏
を含むすべての神霊が集団となって結集した大光明であるのです。
「天と地をつなぐ者」整理の方法
No.497 森島恒吉 1999/06/15 (火) 16:51 富士宮市
世界人類が平和でありますように
五井先生の重要な教えは、鉱山にダイヤモンドの原石が眠っているように、本のあちらこちらに散らばっ
ていますから、それを一つ一つ拾い集めて、一つのネックレスのようにまとめますと、ダイヤモンドのよ
うに輝きを放ってくるのです。
たとえば、こんな具合に、五井先生の教えのエッセンスを書き出すのです。
・「心の法則」は、時には著者の思いもかけぬ不調和や恐ろしい傷痕が、信者の心の中に刻みこまれてゆ
くのである。→「心の法則」の欠陥例。
・「生命の実相」の掲げる理念と、谷口雅春という一人格の行動とに大きな開きがあるように、生長の家
の教えにふれれば、いかにも「やすやすと生命の実相が顕現する」と説く教えと、実際上の信者諸氏の悟
道への歩みとには、より以上大きな隔たりがあったことを、私は後に至って、改めてはっきり知ったので
あった。→神想観（実相観・実相の宣言行）では、やすやすと生命の実相が顕現することはない。
・生長の家式の「病気は無い、肉体は無い。実相円満完全論」を説き続けても、人の心にしみこんでゆか
ない。→現実とかけ離れた実相論を説いたところで、一般から見れば、観念論であり、効果は少ない。
・実相円満完全論だけでは、実際現実面を打開するには、実に遅々たるものがある。
→実相論は、実際現実面では、効果が少ない。
・説き方によっては、かえって人間の心を高慢にさせたり、あるいは痛めつけたりする。他に学問のない
中年老年の女性は、急に自分が知恵者にでもなったかのように、同等の人たちをつかまえ、さも自己自身
で体得したような思い上がった話しぶりで、時間かまわず、「心の法則」や「肉体なし、病気なし」の話
を始める。→実相論と心の法則の欠陥。
・夫や嫁や、すべて自己に相対する人間の心の間違いを、精神分析的心の法則論で、しきりに責めたてて
いる妻や姑がしだいに多くなってゆくのを、私は生長の家思想を讃美しながらも、いつしか心の中に認め
ないわけにはゆかなくなっていった。→心の法則論の欠陥。
・一方で「人間は円満完全な神の子である、罪もけがれも無いのだ」と実相論を説きつつ、一方で「人間
の弱点に切り込む責め道具」、心の法則という精神分析を教えこむ生長の家思想が、なんとなく私の心の
中でゆらぎだそうとしていた。→二元論に気づく。
・そんな理論を知らなければ、なんでもなく済むことを、心の法則を聞いたが因果で、毎日思い悩む。心
の法則の応用で一度や二度病気や運命がなおったとしても、そうした法則の原理が、自己に対しても、他
人に対しても、つねにつねに自然的監視の状態に、自分の心をおいてしまう。現れてくる、すべでき肉体
の痛手を、その人の心の欠陥か、不満かに結びつけてしまう。馬鹿馬鹿しいというより、恐ろしい地獄の
心である。→心の法則の欠陥例。
きりがないので、このへんで止めておきますが、五井先生は、生長の家の教えの批判をしているだけでは
ないことに、皆さんは気づいてほしいのです。生長の家が憎らしくて、生長の家を攻撃するために、批判
をしているのではありません。「生長の家の教えのような過ちを、皆さんは二度としてはいけない！」と
五井先生は叫んでいるのです。同じ過ちを、私たちは二度としてはいけないのです。
これほど、五井先生が「心の法則の欠陥」を説いているのに、今さら白光真宏会が、なぜ、「心の法則」
を正しい理論として、会員に教える必要があるのでしょうか？どうして、五井先生の教えが、これほど言
っても、まだわからないのか！私は、あきれてしまうのですが、あきれているだけではいけないので、根
気よく、愛情をもって、現在の白光真宏会の教えの誤りを指摘しつづけているのです。
「天と地をつなぐ者」整理の方法２．
No.498 森島恒吉 1999/06/16 (水) 06:17 富士宮市
世界人類が平和でありますように
この"PEACE NIFON"を毎日見て下さる方々のために、私はできるかぎり、毎日書くように努めておりま
すが、「世界人類が平和でありますように」の合言葉と共に、どなたでもご遠慮なく書いて下さいね。
「天と地をつなぐ者」整理の方法が、中途半端であったので、その続編を書いておくことにしましょう。
・心の法則は、赦しの心、愛の心に非常な雲がかかってしまう。→心の法則の欠陥例。
・人間の実相完全論を説くなら、徹底してそれのみを説くべきであり、「心の法則がある」などと、人の
悪や欠点をあばくような教えをしては、せっかく人間を天国に連れて行きながら、その同じ宗教が、しば
らくすると、地獄に叩き落としてしまうことになる。恐るべきは、「いらざる饒舌」である。
→実相論と心の法則論の二元論の欠陥例。ここでは、心の法則論を捨て、実相論一元を勧めている。
・そのうち、生長の家地方講師を任ぜられ、生長の家本部との接触がしだいに繁くなってくると、本部の
講師も地方講師の人たちも、生長の家の縦の思想の実相完全円満論と、横の心の法則論との間にはさま
て、理論と実際とが、非常なちぐはぐ状態にあることがわかってきた。
→実相論と心の法則論の二元論の矛盾をしてしている。
・「人間の実相は（神の子であり）完全円満なのだから、（人は神の子である、人類は神の子であると）
すべての人間を拝んで、その悪を認めるな」ということは、実際問題としては実に至難なことであって、
正直にそれを実行しようと思う人は、払っても払っても眼前に悪のように現れる対人関係を、むりやりに
「（人は神の子であるから）善であり、完全円満である」と思おうとする。思おうとするけれど、思えな
い。思えないのを、無理に（人は神の子であると）抑えつける。そして、表面には、（人が自分を見て、
私は神を見た、と思わせ、）他人の悪の見えない実相完全円満を体得した人のように見せかける。そうし
なければ、仲間に対して恥ずかしい気がするからである。
→実相論の欠陥例として、偽善者になってゆく様子が書かれている。
・そうしているうちに、そのようなタイプが身についてくる。しかし、真底は、（人類は神の子であり、
完全円満、悪無し、病気無し、不幸無しと）悪が見えない心境になったわけでもなく、（あなたは神の子
である、人は神の子である、人類は神の子であると）拝み切れる人間になったわけでもないから、ときお
り、（あんな馬鹿なやつが、神の子とはどうしても思えない、と）その本性が、ちらりちらり顔を出す。
そのことが、また自分自身の心を痛めつける。いわば、偽善的な素っ裸な心になれない人間に、いつの間
にかなってしまう。それは人間の実相は完全円満で悪は無い、と最初にそうした素晴らしい言葉があるか
ら、その言葉がある時は「喝（かつ）」となって、ぱっと眼が覚めたように悟れることもあるが、逆に行
くと、自己の今生の力量以上に、自分を見せかけた偽善者になってしまう。
→実相論の欠陥例として、正直に生きられない、偽善者になってしまう、と五井先生は書いている。
「私は神である」と思っていれば、想念の法則によって、自分が神になることができ、「人は神である」
と想えば、人を神にならせることができ、「人類は神である」と思っていれば、人類は神になれる、とい
うふうに、いかにも誰でもが、やすやすと神になれるように説く宗教者がおりますが、それがいかに難し
いものであるかを、五井先生は指摘しているのです。正直に自分の心を見つめてみれば、実相を簡単に現
わせると説く宗教者と、難しいと説く五井先生のどちらの言い分が正しいかは、判ってくるはずです。
他力易行道５．
No.499 森島恒吉 1999/06/16 (水) 07:01
世界人類が平和でありますように
「孔子と老子」「他力門の他力行」「老子と釈尊」「他力行の始まり」の文章は、他力易行道について歴
史的に考察してゆく一つのつながった連載なので、ここで改めて「他力易行道」というタイトルをつける
ことにいたします。
浄土三部経とは、釈尊の法話をまとめた無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経の三部経をいいまして、前回は
無量寿経に書かれていることを紹介しました。法華経にも、観世音菩薩が書かれていますが、観無量寿経
にも、阿弥陀仏を助ける仏として、観世音菩薩と大勢至菩薩の出現されることが載っております。それで
は、観無量寿経で釈尊が説かれている法話を、次に紹介してまいりましょう。
（つづく）