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【法話抄】世界平和の祈りが唯一の行☆序文
森島 恒吉

 この小冊子の前半は五井先生のご著書から、「心の法則への批判」 「念力行への批判」「真理の言葉の宣言行への批判」 についての文章を抜粋して、整理したものです。
 心の法則の意味を理解すると共に、心の法則による運命改善法や念力行による願望達成法、また真理の言葉を唱えて真理を実現させようとする行について、五井先生は強く否定していることを学んで下さい。
 それを知らずに、世界平和の祈りに加えて、想念法則行、念力行、真理宣言行なども正しいと誤解して混ぜ合わせて説きますと、四元論になってしまい、訳のわからない矛盾だらけの教えになってしまいますから、注意が肝心です。
 真理宣言行については、五井先生は具体的に 「『自分は久遠実成の仏である』と信念しようとすると、その信念する想いが邪魔になって、仏の姿が現実に現れてはまいりません。真実は、『人間はすべて久遠実成の仏である』のですが、その仏を顕現しようとして、かえって気張ってしまって、常識はずれの変な人間が出来上がることもあるのです」 と説か
れています。
  「『人間は神の子であり、神そのものでもある』のは真理なのでありますが、それは文字の上や、声に出る言葉で言うべきものではない。それをことごとに『人間は神の子なのだ、完全円満なのだ』と他人の立場やおもわくを無視してしゃべりまくって、自らの想いを満足させているような者があるとしたら、その人は『行き過ぎた人』と言うべきなのであります。現世の人間は、まだ『神の子である』と大見得を切るほど、光明化してはいないのであります 」 とも五井先生は説いています。
 念力については、現世利益的な匂いがするので、本心開発を目的にしている人は、念力が間違いであることにすぐに気づくのですが、真理宣言行については、それが真理の言葉であるだけに、間違っでいる行であることが、なかなか気づかないのです。
 心の法則も、真理の言葉の宣言行も、真実の宗教の道ではないとするならば、それでは何が真実の宗教の道と言えるのでしょうか? その答えとして後半に、やはり五井先生のご著書から「因縁因果を超えた世界」「輪廻からの解脱」についての文章を載せておきました。
 真実の宗教の道とは、想念の法側を利用することではなく、想念の力を強めることでもなくて、想念の世界を超越することにあるのです。その方法として、五井先生は守護の神霊への祈りの道を説いているのです。その祈りの中でも、現代において最もふさわしい祈りが、世界平和の祈りであり、「世界平和の祈りが唯一の行である」 と五井先生は説かれているのです。 



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